C子から漏れた本音
仕事を始めたC子は忙しく、なかなか会えませんでした。
C子が働き始めてから3ヶ月後、久しぶりに2人で会うことに。
「仕事どう?」私が聞くと、C子は「家事との両立はやっぱり大変だけど、やりたかった仕事だから楽しいよ」と朗らかに笑います。
C子のそんな姿を見て、私も素直に嬉しくなりました。
「よかったね!」と声をかけ、C子の新しい生活を共に喜びます。
C子は仕事について楽しげに話してくれました。話に勢いがついてきたとき、C子の口から次のような言葉が。
「もっと早く働き始めればよかった。そしたらキャリアも早く築けたかもしれないし。ていうか女でも40歳過ぎて無職ってありえないかも」
そう言ったあと、C子ははっとした表情を浮かべました。
慌てて、「でも家庭の事情は人それぞれだし、働かなくて済むならそれが一番だよね~」とごまかすように笑います。
私も笑って「そうだね」と頷きましたが、心の中には何とも言えないものが込み上げていました。
変わってしまった関係
C子から漏れた言葉は、きっと今のC子の本心なのでしょう。
お互い専業主婦だったときは、今の生活を否定するような発言が出たことはありませんでした。
働き始めたことで変わっていったC子の考え。私達の仲も、もう以前のようにはいかないのでしょう。変化が訪れたC子との関係に、私は少し胸が締め付けられました。
けれど、彼女の言葉をきっかけに、私も「これからの自分」について真剣に考え始めています。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

