見逃しやすい「口唇がん」と口内炎の”見分け方”とは?早期発見のコツも医師が解説!

見逃しやすい「口唇がん」と口内炎の”見分け方”とは?早期発見のコツも医師が解説!

口唇がんを早期発見するポイント

口唇がんは、自分の目で確認できるがんです。定期的に口腔内のセルフチェックを行い、早期発見に努めましょう。異常を見つけた場合は、すぐに病院を受診することをおすすめします。

月に1回セルフチェックを行う

お口の中のトラブルを早期に発見するためには、健康な状態の口腔内をしっかりと把握しておくことが重要です。月に1回はセルフチェックを行う習慣をつけましょう。以下の方法を参考にしてください。

まず明るい場所でチェックできるよう環境を整え、大きな鏡を準備します。この際、お口のなかを引っ張ったり、指で触れたりするため、両手が使えるように自立型の鏡が適しています。

お口のなかを正確に確認できるように入れ歯を外しておきましょう。

上下の口唇を確認します。このときに、口唇の内側も忘れずに観察しましょう。内側が見えにくい場合は、優しく引っ張って確認します。

ここまでが口唇がんのセルフチェック方法です。さらに、頬を引っ張って内側を観察したり、舌を触ってしこりや肥大がないか確認したり、歯肉の表裏を観察することで、口腔がんのセルフチェックも行うことができます。ぜひ、これらも含めてチェックするようにしましょう。

なかなか治らないただれやしこりに注意する

口唇にしこりやただれがあっても、「治るだろう」と放置するのは大変危険です。2週間以上経過しても治らない場合は、早めに病院を受診することをおすすめします。受診する科は、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科、頭頸部外科が適切です。

口唇がんの治療方法

治療方法にはさまざまな選択肢がありますが、病期によって適切な治療方法が異なります。Ⅱ期までは、手術や放射線療法に加えて、外照射療法や内照射療法が選択されることが多いです。Ⅲ期では、すべての治療方法の中から、適切なものを医師が提案してくれるでしょう。Ⅳ期になると、放射線療法や薬物治療が主な選択肢となることが一般的です。各術式の概要は以下のとおりです。

手術

口唇がんでは、病期に関わらず手術が一般的に行われます。手術は、広範囲局所切除術・頸部郭清術・形成手術の3つに分かれます。
広範囲局所切除術では、がんとその周囲の正常組織の一部を切除します。頸部郭清術は、がんが口唇だけでなく外部にまで広がっている場合に行われる手術です。形成手術は、がんを切除するだけでなく、外観の改善を目的とした手術です。

薬物療法

薬剤を用いてがん細胞を殺傷したり、細胞分裂を妨げたりする治療法です。これにより、がん細胞の増殖を抑制することができます。薬物の投与方法には、経口投与と静脈内や筋肉内への注射があります。

放射線治療

放射線療法は、がん細胞を死滅させたり、増殖を阻止したりするための治療法です。放射線療法には外照射療法と内照射療法がありますが、口唇がんの場合には主に外照射療法が行われます。転移が認められる場合には、内照射療法が適用されることがあります。
これは、針やカテーテル、ワイヤーなどに放射性物質を入れ、がん組織の内部や周辺に直接留置する方法です。また、放射線量の照射方法についても一度に全照射線量を照射する方法と、全照射量を少量ずつに分割し1日1回よりも短い間隔で照射を行う多分割放射線療法という方法があります。

配信元: Medical DOC

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