話題沸騰「うちの子のけだまだま」 「愛猫がここに居てくれたら」を形に…制作者の思い

話題沸騰「うちの子のけだまだま」 「愛猫がここに居てくれたら」を形に…制作者の思い


「うちの子のけだまだま」のイメージビジュアル

【写真】えっ? なんて、かわいいのよ! 「うちの子のけだまだま」の“ほっこり”をもっと!

 現在、猫好きの間で話題沸騰中の「うちの子のけだまだま」。既製品のみならず、“うちの子”に似せて作るオーダーメイド品も展開しており、ネットショップ「BASE」に加え、期間限定のイベント会場などでも購入できます。ただし、いずれも人気商品のため、抽選や先着順での販売となり、入手困難となっています。そんな中、ブライトリンク(東京都新宿区)がカプセルトイ版を2025年5月から発売し、より多くの猫愛好家の手に届くようになりました。「うちの子のけだまだま」を取り扱う、「けだま工房」に制作のきっかけや愛猫への思いについてお話を伺いました。

「安心を感じられる存在」が誕生のきっかけ

 ブライトリンクが発売したカプセルトイ版のうちの子のけだまだまは発売前から各店舗に問い合わせが殺到し、発売日には整理券の配布や個数制限といった異例の対応が取られました。そして、今年10月に再販も決定しています。そこで、「けだま工房」に今の心境を質問したところ、「『うちの子の毛がグッズになる』というコンセプトに共感してくださる方がこんなにもいると実感し、『うちの子の存在が大切にされている』と感じました」と胸の内を明かしてくれました。

 続けて、制作の意図をうかがったところ、「仕事でつらいとき、『ここにうちの子がいたらな』と思うことがたくさんありました。車の中にはうちの子5匹の毛をまとめて作ったけだまだまを常に置いていて、気合を入れなきゃいけない打ち合わせの前や緊張する仕事の前に、それをそっと触って心を落ち着けています。日常の中で『うちの子がそばにいてくれる』という安心を感じられる存在になればと思い、この形にしました」と話してくれました。

 また、うちの子のけだまだまのこだわりポイントについては、「ハンドメイド版は『うちの子だ』と思ってもらえるように、顔や耳、鼻、模様などをできる限り似せることにこだわっています。カプセルトイ版は造形や彩色に妥協せず、監修の段階では細部まで何度も修正を加えました。大量生産のものでもしっかりとあたたかみが伝わるように心がけています」と教えてくれました。

 多くの猫愛好家の心を掴んでいる本品ですが、制作プロセスにおいて一番大変な部分を質問したところ、「毛を入れたときの見え方のバランス調整が一番難しかったです。毛のボリュームや色によって印象が変わってしまうので、どんな子の毛でもかわいく見えるよう、透明度や奥行きなどを細かく調整しました。また、カプセルトイ向けの小さいサイズでは特に制約が多く、試作を繰り返しました」と教えてくれました。

 筆者は購入者の一人として、うちの子のけだまだまのおすすめの使い方を聞いてみたところ、「写真のそばに飾る使い方をおすすめしています」と答えてくれました。その理由として、「お顔を見ながら中の毛に触れられる安心感があり、“触れる写真立て”のようにそばにいてくれる存在になると思います。生活の中に『うちの子の気配』をさりげなく感じていただけたらうれしいです」と話してくれました。

うちの子のけだまだまファンは新たな楽しみを期待できる“かも”…?

「けだま工房」はカプセルトイ版の発売の他、本品に自分で色付けを行える「セルフペイントシリーズ」の発売など新商品の展開にも積極的です。

 そこで、今後の展望を質問したところ、「うちの子のけだまだまを『毛だけではない記念アイテム』として展開していきたい」と話してくれました。続けて、「歯や爪、ひげ、乳歯など、さまざまな『うちの子のかけら』を優しく残せるような形を少しずつ丁寧に提案していけたらと思っています」と聞かせてくれました。

 さらに、「将来的には動物園などとのコラボレーションにも挑戦してみたいです」と今後のビジョンを語ってくれました。その理由として、「身近なペットだけでなく、動物たちとの『一瞬のふれあい』も形として残すことができたら、とてもすてきだなと感じています」と話してくれました。

 ちなみに、筆者も猫の毛はもちろん、爪やひげも保管しておくタイプなので、新商品が実現したらうれしいと個人的に思いました。

配信元: オトナンサー

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オトナンサー

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