「急性硬膜下血腫」を発症するとどんな「後遺症」が残る?医師が徹底解説!

「急性硬膜下血腫」を発症するとどんな「後遺症」が残る?医師が徹底解説!

まとめ

急性硬膜下血腫は、頭蓋内に大量出血が生じる極めて重篤な頭のケガで、迅速な救命措置と手術が患者さんの命と回復の見込みを左右します。発症すると高い確率で命に関わる危険な状態となります。

奇跡的に助かった場合でも、運動麻痺、言語障害、記憶障害、高次脳機能障害、てんかん発作など様々な後遺症が残ることが多いです。それでも適切なリハビリを根気強く続けることで、機能の改善や、残った能力で生活を補う(代償手段の獲得)が期待できます。若い方ほど回復力が高く、高齢者では改善に時間を要します。
後遺症の内容や重症度に応じて長期のリハビリや生活支援が必要です。仕事復帰までには数か月から数年かかることもあり、場合によっては元の職種への復帰が難しいケースもあります。無理のない目標設定と段階的な復帰プランが重要です。
患者さん本人だけでなく、家族や周囲の理解とサポートが社会復帰には欠かせません。コミュニケーション方法の工夫や家庭内の環境整備など、周囲も協力してリハビリに取り組ましょう。必要に応じて行政の障害者支援制度や専門機関の力も借りてください。
二度と重大な頭のケガを起こさないよう、予防策にも目を向けましょう。日頃からシートベルトやヘルメットを必ず着用するなど、頭部を守る行動を心がけてください。万一頭部を強打した際は油断せず、早めに脳神経外科を受診することが大切です。

「急性硬膜下血腫」と関連する病気

「急性硬膜下血腫」と関連する病気は8個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

脳神経外科の病気

急性硬膜外血腫脳挫傷

外傷性くも膜下出血

慢性硬膜下血腫

頭蓋骨骨折

びまん性軸索損傷

脳震盪

内科の病気

血液疾患

多くの場合急性硬膜下血腫は頭部外傷によって発症します。血液疾患の患者など血の固まりにくいという状態である方に発症してしまうこともありますが非常に稀です。

「急性硬膜下血腫」と関連する症状

「急性硬膜下血腫」と関連している、似ている症状は13個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

意識がぼーっとする

意識がない

急に吐く

吐き気が強い

頭が割れるように痛む

手足に力が入らない

けいれん

言葉が出ない

ろれつが回らない

目の動きがおかしい

瞳の大きさが左右で違う

興奮する

落ち着きがない

頭を強く打ったのちに上記のような症状が出現した場合には、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

参考文献

慶應義塾大学病院HP KOMPAS 外傷性脳損傷のリハビリテーション

Indicators of long-term return to work after severe traumatic brain injury: A cohort study. Ann Phys Rehabil Med. 2019

PLOS ONE: Traumatic brain injury research

日本リハビリテーション医学会HP 外傷性脳損傷のリハビリテーション

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配信元: Medical DOC

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