「毎日入っているお風呂で…」夫がデリヘル嬢と行った“家族への裏切り”に妻が絶句|デリヘルを自宅に呼ぶ夫#3

「毎日入っているお風呂で…」夫がデリヘル嬢と行った“家族への裏切り”に妻が絶句|デリヘルを自宅に呼ぶ夫#3

離婚をためらう理由

祖父

「ねえ、ママ、パパは?おしごと?」

無邪気にたずねるマオ…。その、あどけない顔を見ていると、しがない夫婦げんかなんじゃないか…正行を許すべきなんじゃないかと、また自分を責める心もわきあがってくる…。

(マオだって、パパが大好きだよね…)

そして、もう一つ…離婚を躊躇(ちゅうちょ)する理由があった。

正行の父、義父の誠司さんの存在だ。義父は、孫であるマオを心からかわいがってくれている。となり町に住んでいて、時間があれば、会いに来てくれた。おだやかで優しい義父は、私にとっても、もう一人の父親のような存在だった。

「じいじ、またマオと遊んでね」

「ああ、もちろん。いつでもおいで」

そう言って笑顔でマオを抱きしめる義父の姿を思い出すと、この大切なつながりを、断ち切ってしまってもいいのだろうか…そう思ってしまう。

堂々めぐりになる思考に出口がほしくて、私は誰かに話を聞いてもらいたかった。でも、実家の母は、正行のことを実の息子のように信頼していたから、このぐちゃぐちゃとした今の私の感情を吐き出すのは、心苦しかった…。

「ねぇ、真衣。今から会えないかな…?」

頭に浮かんだのは、実家近くに住む、大学時代からの友人だ。芯がしっかりとしていて、はっきりものを言う彼女の性格が好きだった。真衣にLINEを送ると、すぐに「いいよ。どこにする?」と返信が来た。

私は近所のカフェを指定し、真衣に全てを話すことにした。

あとがき:離婚の文字が頭をよぎる

「離婚」と言う文字が頭をよぎる佳奈子でしたが、一方で、普段はとても優しく家族思いな正行の姿を思い出します。夫を「きらいになれない」という気持ちと「許せない」という気持ちのはざまでゆれ動く佳奈子…。

大切な人の一面を知ってしまい、許容できないこともあるかもしれません。ですが、今まで育んできた関係も、すぐに断ち切ることは難しいですよね。当事者同士の関係はもちろん、その周りにも広がっている関係もあります。

もし、一人で悩んでいても解決の糸口が見つからないのであれば、佳奈子のように客観的な意見をくれる友人などに相談することもひとつの方法ですね。「この人に相談したい」という人物が近くにいることは、とてもありがたいことですね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: hoi

(配信元: ママリ

配信元: ママリ

提供元

プロフィール画像

ママリ

ママリは、妊活・妊娠・出産・育児など、変化する家族のライフステージに寄り添う情報サイトです。