会社で見守ってきた1匹の野良猫が、今では飼い主さんにだけ甘える大切な家族になりました。
会社の敷地で暮らしていた野良猫・クロちゃんとの出会い
引用元:@purikuro96
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@purikuro96さんの愛猫・クロちゃん(取材当時、推定4才3カ月/オス)。クロちゃんは、飼い主さんが働く会社の敷地内に、いつの間にか住み着くようになった野良猫でした。
飼い主さんがクロちゃんと出会ったのは、今からおよそ3年前のこと。2025年9月6日を4才の誕生日とし、3才8カ月ごろに家族として迎え入れたそうです。

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当時はメス猫と2匹で行動していたクロちゃん。2匹とも人懐っこく、会社の人たちから見守られながら過ごしていたそうです。
しかし、ほどなくして好奇心旺盛だったメス猫が車との事故で亡くなってしまいました。その出来事をきっかけに、飼い主さんは「誰か引き取ってくれたら……」と考えるようになったそうです。
その後もクロちゃんは会社の敷地で暮らし続けましたが、怪我をして戻ってきたり、数日姿を見せなくなったりすることもありました。
「このままだと、いつかクロちゃんも死んでしまうかもしれない」——そう感じた飼い主さんは、長い時間をかけて悩んだ末、クロちゃんを家族として迎える決断をしました。

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慣れない室内環境に戸惑いながらも、クロちゃんとの新しい暮らしが始まりました。
家に連れ帰ったとき、クロちゃんにとって室内は初めての場所。どうにかして逃げようと窓枠に登っては落ちてしまうこともあり、食事もほとんど口にできなかったそうです。口を開けて荒い呼吸をするなど、環境の変化に強いストレスを感じている様子だったといいます。
最終的に、クロちゃんはキャットタワーにこもって出てこなくなってしまいました。

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そんなクロちゃんの様子を慎重に見守り、少しずつ信頼関係を築いていった飼い主さん。その甲斐あって、クロちゃんは「食いしん坊」と呼ばれるほどよく食べるようになり、表情やしぐさにも、少しずつ変化が見られるようになりました。
飼い主さん:
「クロちゃんを家に連れ帰ってから半年が経ち、野良猫だったころのように甘えてくれるようになりました。
去勢手術をした日の夜、初めて私のベッドに来て一緒に寝てくれたときは嬉しかったです。今では毎日一緒に寝ています」

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外で暮らしていたころは、誰にでも懐いていたクロちゃん。今では、飼い主さん以外にその姿を見せることは少なくなりました。
その理由について、飼い主さんはこう話します。
飼い主さん:
「外にいたときは、人から嫌なことをされた経験がなかったのだと思います。
でも、家猫になってから病院に連れて行かれたり、爪切りをされたりするなかで、『怖い人もいる』と感じたのかもしれません。今でも玄関チャイムが鳴ると、キャットタワーに引きこもっています。
外で暮らしていたコなのでもともと警戒心が強いと思いますが、より強くなった気がします。臆病で繊細な性格だから、車通りが多い地域でも長く生き抜いてこられたのかもしれません」

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そんなクロちゃんが、思いがけない一面を見せてくれたことがありました。
飼い主さんの兄が1週間ほど家に泊まったときのこと。仕事中、外出先からペットカメラで様子を確認すると、クロちゃんが兄の後ろをついて歩いている姿が映っていたのだそうです。
予期していなかった微笑ましい光景に、飼い主さんは「思わず笑ってしまいました」と振り返っています。

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あたたかい飼い主さんの家で、のびのびと暮らしているクロちゃん。出会いからおよそ3年、一緒に暮らし始めて半年が過ぎ、飼い主さんのクロちゃんへの思いはより強いものになっています。
飼い主さん:
「“会社猫”のときは『みんなのクロちゃん』だったのが、今は『私のクロちゃん』になり、愛しさが何十倍にもなりました。
もともとペット不可の賃貸アパートに住んでいましたが、クロちゃんと暮らすために家を購入しました。頑張って働いて、クロちゃんを幸せにしたいと思います!」
写真提供・取材協力/@purikuro96さん/X(旧Twitter)
取材・文/山田リタ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
