パート主婦のユリは、潔癖症の夫・ケンと中学生の息子・レン、そして厄介な義母と同居しています。ある朝ユリは、マヨネーズを直に舐める義母の姿を目撃。
ケンの指示でユリが調味料を処分すると、義母は昔から舐めていたことを暴露。さらに、私はキレイだからと、すすぎ中の洗濯機に汚れた下着を放り込みます。
その日から食事と洗濯を別にする生活がスタート。すると義母は、暗闇でカップ麺をすすって見せたり、ご近所さんに「嫁にいじめられている」と吹聴したりと大暴走。しかし家族は、義母を相手にしません。
孤立した義母は、自分の味方に義姉・ミサキを召喚。義姉は「親の面倒を見るのはあなたたちの責任」と正論を振りかざしますが、ケンにお金目当てで義母の機嫌を取っていたことを見抜かれてしまいます。
すると義姉は、保身のために「今後一切、お母さんの味方はしない」とあっさりケンと約束し、義母を裏切ります。何も知らない義母は、帰宅した2人に「たっぷりお説教された?」と余裕の笑みを浮かべますが……?
義姉を制圧。義母も成敗なるか…?
お義姉さんが、お小遣いのためにお義母さんの味方をしていたことが発覚し、ケンがお義姉さんに、「今後お義母さんが何か言ってきても私たちに従うよう突き放す」と約束させました。
そうして私たちは、お義姉さん宅をあとにして……。













「姉さんはもう、母さんの味方はしない。俺たちのやり方に口出しもしないし、肩も持たないって」
ケンさんがそう告げすると、義母は「嘘よ! ミサキはやさしい子なのよ! 食事に誘ってくれるし、私の愚痴も聞いてくれる自慢の娘よ!」と認めようとしません。
そこでケンさんは、「嘘だと思うなら、電話してみろよ」と冷たく言い放ちます。ケンさんの態度にカッとなり、電話をかけた義母でしたが、頼みの綱である義姉から返ってきたのは、予想外の反応でした。
「私、忙しいの……ケンの言う通りにして」
それだけ言うと、義姉は一方的に電話を切ってしまいます。立ち尽くす義母に、ケンさんは静かに引導を渡しました。
「わかったか? もう母さんを助ける人間はどこにもいない。俺たちのルールに従えないなら、同居は解消だ」
唯一の味方にも見捨てられ、ついに孤立無援となった義母。その場に崩れ落ちるしかありませんでした。
◇ ◇ ◇
自分にとって都合の良い「味方」がいるうちは、人はなかなか自分の非を認められないものかもしれません。義姉という「逃げ道」を完全に塞ぎ、義母に現実を直視させたケンさんの手腕はお見事でしたね。
話が通じない相手には、現実を突きつけることが最善なのかもしれません。落ち込む姿や悲しむ姿を見せられると、良心が痛みますが、今までに受けた仕打ちを思い出して、情に流されず、毅然とした態度でいたいですね。冷たく感じてしまうような決断も、ときには必要です。自分や家族を守るためには、どうすべきかを優先し、必要なときは勇気ある決断をしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ 著者:原作者 福子

