春季カタルとは、アレルギー性結膜疾患の一種であり、学童期の男児に見られることの多い病気です。
聞き慣れない人も多いかもしれませんが、悪化すると視力の低下などを引き起こすために早期の発見と治療が大切です。
そこで本記事では、春季カタルとはどのような病気なのかをご紹介します。
完治するのかについても詳しく解説するので、お子様の異常に早めに気づけるようにするためにも、特徴をしっかり把握しましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「春季カタル」の症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。
春季カタルの予後

春季カタルは完治しますか?
春季カタルは、完治する場合もあります。しかし、一時的に改善しても再び症状が現れるケースもあります。治療期間は、先述したように1週間〜1カ月程度です。そして、そのまま薬の効果で完治するケースもあります。また、思春期が訪れると自然に治るケースもあるため完治しないわけではありません。一方、症状が悪化している場合は、薬が十分効かなかったり思春期を迎えても自然に回復しなかったりするケースもあります。
その場合は、大人になっても継続的に治療が必要な場合もあるため、医師の指示に従いながら適切な治療を進めましょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
春季カタルは、幼児から学童期の男子児童に多い病気です。そのため、お子様自身では気づけず症状が悪化してしまうケースも少なくありません。また、目のかゆみから過度にこすってしまって、角膜を傷つけてしまうといった問題もあります。
ご両親など周囲の人が気づけるように、正しい知識をもって治療にあたりましょう。治療には、点眼薬や内服薬が用いられますが、中には副作用のあるものもあります。用法用量を守っての使用が重要なので、医師に相談しながら指示をしっかりと受けた上で使用しましょう。
編集部まとめ

春季カタルは、男子児童に多い病気です。原因ははっきりとは分かっていませんが、アレルギー反応によって引き起こされると考えられています。
思春期を境に自然に治る場合もありますが、継続的に症状が現れ大人になってからも治療を続ける必要があるケースもあります。
症状がひどい場合は、日常生活や学業などにも支障が出るかもしれません。そのような支障を出さないためにも早期発見できるように、正しい情報を把握しておきましょう。
万が一、お子様に異変が生じた場合や春季カタルの疑いがある場合には、すぐに専門の医療機関を受診しましょう。
参考文献
春季カタル

