伊野尾慧、初舞台化作品「四畳半神話大系」で主演『35歳、大学生役、頑張ります!』

伊野尾慧、初舞台化作品「四畳半神話大系」で主演『35歳、大学生役、頑張ります!』

伊野尾慧
伊野尾慧 / ※提供写真

Hey! Say! JUMP・伊野尾慧が、舞台「四畳半神話大系」で主演を務めることが決定した。2026年5月17日(日)~31日(日)に新国立劇場 中劇場、6月4日(木)~9日(火)に大阪・東京建物Brillia HALL 箕面にて上演する。

■森見登美彦の大人気小説を初舞台化

2003年に「太陽の塔」で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、2006年「夜は短し歩けよ乙女」で山本周五郎賞、本屋大賞(2位)などを受賞した作家・森見登美彦の大人気小説「四畳半神話大系」を初舞台化。

脚本・演出を務めるのは、2010年にフジテレビ系で放送されたアニメ「四畳半神話大系」で脚本を担当したヨーロッパ企画の上田誠。「夜は短し歩けよ乙女」のアニメ映画の脚本、2021年上演の舞台版の脚本・演出も手掛けるなど、森見作品を熟知した上田が舞台上で物語の世界観を色濃く描き出す。

主人公の冴えない大学生「私」役を演じる伊野尾は、2024年のブロードウェイ・ミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』でミュージカルに初挑戦した。

冴えない大学3回生の主人公「私」はバラ色のキャンパスライフを想像していたのにもかかわらず、ほど遠い現実を過ごしている。1回生に戻ってやり直したいという「私」の、複数の並行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリーが紡がれる。

■伊野尾慧コメントへ

初めてミュージカルに挑戦した『ハネムーン・イン・ベガス』から、2年ぶりの舞台出演になります。「何か楽しみだな」という気持ちが大きいですね。

やっぱりヨーロッパ企画・上田誠さんの舞台に出るというところももちろんそうですし、原作の作品世界がすごくすてきで。加えて個人的にタイムリープものが大好きなので、そういった作品に自分も参加できるのがすごく楽しみです。勢いというか、力強さを感じつつ、原作やアニメのスピード感、あの独特な森見さんワールドを演じるのは楽しみでもあり、難しいところなのかなと、ドキドキワクワクしています。

本で描かれていた作品が、アニメで視覚的な情報になって、今度は舞台で“体験”になる——その段階を踏んでいるのが面白いなと思っています。僕が演じる主人公の「私」はかなり悶々としているのですが、学生の頃に誰しもが抱えていたであろうあの気持ちは、僕も大学に通っていたのでわかる気がします。

35歳、大学生役、頑張ります!

■上田誠コメント

ちょっとどうなるか分からない。責任者は私である。「四畳半神話大系」という、大変に内向的な青春小説を舞台化する。森見登美彦先生の煩悩汁や妄想汁や青春汁、あらゆる汁が沁みこんだ万年畳のような小説である。内面は大変騒がしく面白いことになっているが、普通に舞台化すれば、主人公はただむっつりと畳の上に座っているだけである。

アニメ脚本のオファーをいただいたのは15年前。「えっ『夜は短し歩けよ乙女』のほうじゃないの?」と訝しんだし、このほとんど下宿で一人語りするだけのような小説がどうやったらアニメになるんだろう、と思いながら引き受けた。そうすると驚くべきサイケデリックでグロテスクでロマンチックな作品がぐりん!とできた。湯浅政明監督の慧眼と手腕に震えたし、ぐりん!は、むっつりした主人公を四次元的に裏表ひっくりかえした音だった。

そのぐりん!を自分もやってみようと思った。小説とアニメを除いては、舞台に限ってそれが可能のように思えたし、伊野尾慧さんという主役を得たことも大きい。その涼やかな外見の中に、煩悩や邪悪や面白をたくさん渦巻かせていそうな、ぐりん!しがいのある人だ。

主人公はただむっつりと畳の上に座っているだけである。その内面ではのべつずらずらと妄想や他責志向や自省が語られ、登場人物たちは色眼鏡によって自在に歪められ、怪物や聖女や悪女になる。無生物がしゃべり出すしジョニーが意思を持つ。そんな阿呆学生宇宙を舞台にぐりん!と現出させられたら、という目論見である。うまくいったら宇宙創成の神話になる。

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