
「帝王切開の後、痛み止めが使えない!?」――そんな想定外の事態に直面したのは、双子の女の子と三女を育てる母・サヤ山サヤさんだ。二卵性双生児の出産は帝王切開で行われたが、術後に待っていたのは“激痛”という言葉では足りないほどの苦しみだった。
育児をテーマにしたエッセイ漫画をSNSで発信し、多くの共感を集めているサヤさん。ウォーカープラスでは、妊娠・出産・育児のピンチを明るく描く連載「今日も三姉妹が舞う!〜七転び八起き育児日記〜」を全編描き下ろしで届けている。今回は、双子出産時に起きた“まさかのトラブル”に迫る。
※マンガの内容は著者の経験に基づく体験談です。描写の内容がすべての人に当てはまるものではなく、著者の主観が含まれています。気になる点がある場合は、医師など専門家に相談することをすすめます。
■双子妊娠からの切迫早産、長すぎた管理入院の日々



双子を妊娠中、サヤさんがとくに大変だったと振り返るのが、31週から38週まで続いた管理入院である。切迫早産と診断され、24時間お腹の張り止めの点滴をつけたまま、トイレ以外はベッド上で過ごす生活が始まった。
「お腹はどんどん大きくなるのに、仰向けになるだけで苦しくて…」
動けない時間は長く、1日は驚くほどゆっくり流れていったという。お腹だけが巨大になり、手足は細くなっていく自分の体を見て、「この状態で出産後すぐ双子育児が始まるのか…」と、不安は募るばかりだった。
■傷口が「ギューッ!!」麻酔が切れた瞬間から始まった激痛
帝王切開後、局部麻酔が切れた直後から痛みは一気に襲ってきた。だが本当のピークは、子宮が収縮する後陣痛が始まった瞬間だったという。「皮膚から内臓まで切った傷口が、ギューッ!!って動くんです」思わず声が漏れるほどの痛み。涙が出るほどで、「二度と経験したくない」と心から思った出来事だった。
その経験は、三人目出産時のバースプランにも強く影響した。提出書類には、ためらいなくこう書いたという。「絶対に硬膜外麻酔で!!」それほどまでに、双子出産後の痛みは忘れられない記憶として刻まれている。
■ボロボロの体でも、我が子の顔が力をくれた
退院後の回復も、決して順調とは言えなかった。通常なら翌日から始まる歩行訓練も、サヤさんが立ち上がれたのは3日後。痛みに耐えるため体中に力を入れ続けた結果、傷口だけでなく全身が悲鳴を上げていた。
保育器に入った我が子に会いに行った時も、移動は車椅子だったという。「体は本当にボロボロでした」
それでも、赤ちゃんの顔を見た瞬間、気持ちは変わった。「早くお世話ができるようにならないと」その思いが、少しずつ心と体を前へと動かしていった。
取材協力:サヤ山サヤ
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