まだ子どもが産まれる前の話です。私たち夫婦は帰省時によく新幹線を利用していました。当時はまだ大型連休中にも自由席がありましたが、私たちは必ず特大荷物スペース付きの指定席を予約していました。
新幹線の予約席に人が…
ところが席に行くと、見知らぬスーツ姿の若い男性が座っていたのです。何度も確認しましたが、やはり私たちの予約した席でした。
確認中も素知らぬ顔で座っている男性に「すみません、ここの席を予約しているのですが席を間違えていませんか?」とチケットを見せながら声をかけました。その瞬間、男性は謝りもせずに舌打ちをしながら去っていきました。その人が食べたであろうお弁当のごみを、置いたままでした。
あまりにも堂々としていたので間違えて座っている人だと思っていましたが、この態度から、自由席のチケットで指定席に座っていた人なのだと察しました。理解が追いつかず、文句も言えずにとても嫌な気持ちになり、こういうことをする人がいることを知りとても衝撃を受けたのを覚えています。
悪びれることもなく去っていった男性。私が親になったら子どもには絶対にこんなことをしないような大人に育ってほしい、育てたいと思いました。現在私には4歳と生後7カ月の2人の息子がいます。まだ幼いですが、ルールは守らなければいけないこと、自分がされて嫌なことはしてはいけないことを伝え、人の気持ちがわかる人になってほしいという思いで日々子育てをしています。
著者:稲田 麻子/30代女性・主婦
4歳と生後7カ月の男の子を育てるママ。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

