「差別すれば儲かる」ネット時代の排外主義、川口で激化するクルド人ヘイト 安田浩一さんが警鐘

「差別すれば儲かる」ネット時代の排外主義、川口で激化するクルド人ヘイト 安田浩一さんが警鐘

●「海外にルーツを持つ人と共に生きている」

デモ隊に同調して「邪魔だからね」と口にする人たちには、自分が差別をしているという自覚がない場合が多い。社会的に一定の評価を得ている人もいる。だからこそ、そうした発言は差別なのだと伝え続けなければならないと、安田さんは語る。

「差別や偏見は、抜いても抜いても生えてくる根の強い雑草のようなものです。一度植え付けられると、そこから抜け出すのは本当に難しい。

それでも現実には、私たちは海外にルーツを持つ人と共に生きていて、今や外国人の存在が社会に不可欠であるという事実は消えません。

異なる文化の出合いは、必ず新しい何かを生み出します。おいしい食べ物、新しい音楽や芸術──そこに喜びや幸せを感じる人がいる。そのことこそが、社会の希望だと僕は思います」

*1在特会/在日特権を許さない市民の会。在日に特権があると主張し、反日の排除を掲げて活動していた。

やすだこういち/ノンフィクションライター、1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経て2001年からフリーで活動。主に非正規雇用、外国人、ヘイトスピーチ、ネット右翼などをテーマに取材・執筆。『ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力』『ネットと愛国』『団地と移民』『地震と虐殺 1923-2024』など著書多数。

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