
「マジメで知的な魔王軍」VS「激ヨワ勇者軍」という逆転設定のファンタジー漫画かと思いきや、何かが違う…!?この漫画は、ある青年の体内で繰り広げられる「マジメに活動する病魔(魔王軍)」VS「機能しない免疫(勇者軍)」を描いた“闘病ラブファンタジー”だった…!
この漫画の著者は、会社員として勤める傍ら、漫画家としての活動を兼任している新田せん(@nittasen)さん。通勤電車の中などでアイデアがひらめくことも多く、会社勤めをしていることを生かして創作活動に取り組んでいる。得意とする漫画の分野はラブコメで、「それしか描けないとも言えます(笑)」とニコリ。本作について話を伺ってみた。
■勇者が勝てば生き残る、でも魔王軍が勝てば世界(主人公)は滅ぶ。



本作「なにゆえ もがき いきるのか?」を手がけたのは、会社員として働きながら漫画家としても活動を続けている新田せんさん。通勤電車の中や、ふとした日常のワンシーンから物語の種が生まれることも多く、会社勤めで得た実感や視点が、そのまま創作のエネルギーになっているそうだ。
本作を描いたきっかけについて新田さんは、「SDGsとか言いながらも経済活動はやめられず、地球環境の破壊を一向に止められない人類が、まるでがん細胞やウイルスのようだなと思ったことがきっかけです」と語っている。さらに、「病原体も好きで体を破壊してるわけじゃないのかなと!だって宿主が死んだら、自分たちもともに滅亡してしまう」という言葉からは、単純な善悪では割り切れない矛盾や葛藤がにじみ出ていた。
物語では、魔王と世界の主という相反する立場や正しさが、どこかコミカルに描かれている。どちらかが一方的に間違っているわけではないからこそ、読む側の心にも迷いや揺らぎが生まれ、自然と考えさせられてしまうように仕上げられた本作。物語がどんな結末へとたどり着くのか、そしてラブコメを得意とする作者ならではの余韻の残るラストが気になる人は、ぜひ読んでほしい作品だ。
取材協力:新田せん(@nittasen)
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