
timeleszが勢いを増している。Netflixの全面協力によって新メンバーオーディションを開催して、5人(寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝)が追加されたのは昨年2月のこと。その月には8人体制初のデジタル楽曲を配信して、日本テレビやフジテレビなどでは冠番組がスタートした。最良のスタートダッシュを切ったデビューイヤーは、12月26・27両日に京セラドーム大阪で行なった単独公演で締めくくり。今年は1月7・8両日に東京ドームを満員にして、追加公演(2月4・5両日の東京ドーム)も決定した。
所属するSTARTO ENTERTAINMENTはジャニーズ事務所時代から、ホープ予備軍たちが先輩のバックダンサーとしてステージに立ち、ドラマやバラエティー番組にバーター出演することが珍しくない。KinKi Kids(現、DOMOTO)の場合は、デビュー3年前にドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」(TBS系)に堂本光一と堂本剛がそろって主役に抜擢され、平均視聴率20%超えを叩きだした。また、昨年解散したTOKIOは、デビュー前から単独コンサートを満席にしていたため、1994年のデビューイヤーにNHKの「紅白歌合戦」への初出場を決めている。
timeleszの場合は、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡が11年からSexy Zone(セクゾ)としてのキャリアを積んでいたため、ベースがあった。しかし、新メンバーオーディションで合格した篠塚は、当時は現役大学生で芸能経験がゼロ。ジャニーズ事務所の俳優部として、すでに多くの舞台を踏んでいた寺西拓人とは8歳差で、ほかの7人に比べるとキャリアで劣っていた。だが、その初々しさが魅力となった。
こうして見てくると、グループは、芸能界慣れしていない篠塚、橋本、猪俣のフレッシュな20代、舞台俳優としては10年以上の実績がある寺西と原、元セクゾの佐藤、菊池、松島の3つに分けられると言えそうだが、全員の露出に隔たりがないところが最大の強み。そして、今年に入ってからは元セクゾがめざましい躍動を見せている。
佐藤は、元日にNetflixで世界配信がはじまった木村拓哉主演の「教場 Reunion」に出演中。同作は、国内ドラマランキングで1週間にわたって首位を堅守している。菊池は、極楽とんぼ・加藤浩次が初めて原作・脚本・監督に挑戦するドラマ「こちら予備自衛英雄補?!」(日本テレビ系)に、主役で出演中。松島は、2月から「ビ!世界仰天ニュース」(日テレ系)の新レギュラーメンバーとなり、笑福亭鶴瓶とダブルでMCを務める。芸能ライターは言う。
「ここへきて、10年以上のキャリア組の躍進が目立っています。寺西さんはアニメーションで声優、原さんは主演映画を控えています。8人グループの大所帯になると、通常はソロの展開にムラが出ますが、timeleszの場合は立ち上げから一貫してメンバーの露出が均等。20代の3人も、大御所の役所広司さんと初共演の新CM『求人ボックス』の放送がスタートして、グループバランスは抜群です」
STARTO社の8人組といえば、今年は目黒蓮が「SHOGUN 将軍」シーズン2の撮影のためにグループ活動を休業するSnow Manと並ぶ。フルスロットルのtimeleszは今年、事務所の稼ぎ頭であるSnow Manの背中がどんどん見えてくるか。
(北村ともこ)
