“作業着男子”に恋のチャンス!?出会いゼロの現場に舞い込んだ“告白”に上司たちまで全力フォローで大奮闘【作者に聞く】

“作業着男子”に恋のチャンス!?出会いゼロの現場に舞い込んだ“告白”に上司たちまで全力フォローで大奮闘【作者に聞く】

窓越しに好みの女性から電話番号を教えてもらった翔太。これから新たな恋が始まる…と思いきや!?
窓越しに好みの女性から電話番号を教えてもらった翔太。これから新たな恋が始まる…と思いきや!? / 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

バズっている人気ツイートを紹介する「ツイバズ」にも速報されるほど話題となったのが、窓拭き清掃という特殊な仕事を描いたコマkoma(@watagashi4)さんの漫画「窓拭きお兄さんが告られておじさんたちが奮闘する話」だ。つなぎ姿の青年が恋に落ちる――そんなラブコメかと思いきや、物語の熱量を一気に押し上げているのは、彼を取り巻く上司や同僚たちの“恋のアシスト力”。まるで男子校のようなノリで一丸となる姿に、「ここに勤めたい」「ホワイト企業もびっくりの白さ」と読者の心が掴まれている。

■出会いゼロの現場に舞い込んだ、まさかの告白
マンションの窓を清掃中に携帯番号を差し出された翔太!出会いのない職場に一筋の光
マンションの窓を清掃中に携帯番号を差し出された翔太!出会いのない職場に一筋の光 / 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

【漫画】彼女の住まいを謎解きする!?ブレーンが集うクリーンな会社って?
【漫画】彼女の住まいを謎解きする!?ブレーンが集うクリーンな会社って? / 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

洗剤の泡を使って「OK」と粋な返事をした翔太。なんて嬉しそうな顔だろう
洗剤の泡を使って「OK」と粋な返事をした翔太。なんて嬉しそうな顔だろう / 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

出会いとは無縁の窓拭き清掃員・翔太。マンションの外壁で作業している最中、目の前の窓越しに差し出されたのは、携帯番号が書かれた一枚のメモだった。突然の展開に驚きつつも、翔太は清掃用具を使って返事をする。洗剤の泡で一瞬視界が遮られた隙に、鏡文字で描かれた「OK」。泡越しに浮かぶその文字は、思いのほか粋で、恋の始まりとしては完璧だった。

ところが作業終了後、汗で番号はすっかり消失。「何階だった?」「どうやって連絡を取る?」と一人悶々とする翔太を見て、会社の空気が一変する。冷静沈着に状況を分析する経理の山本さん、「これは任務だ」とばかりに新たな指示を出す社長。走り出した恋を自分事のように抱え、次々とパスを出し続ける大人たちの姿が、物語を一気に加速させていく。

■登場人物が勝手に喋りだす!? 設定はほぼ後付け!? ノリと会話で勝手に転がっていく物語
この漫画の魅力は、細かく計算されたコマ割りよりも、勢いで転がっていく会話にある。作者のコマkomaさん自身も、描き始める前に細かな設計をしているわけではないという。登場人物たちが勝手に喋り出し、気づけば想定とは違う方向へ話が進んでいく。3ページも描けば、当初思っていた展開から外れていることも珍しくない。それでも、読者の反応を見ながら臨機応変にノリで描く。その自由さが、読んでいる側にも心地よく伝わってくる。

設定はほぼ後付けで、多少の矛盾があっても「細かいことはいいんです!」と山本さんに押し切らせる予定だというのも、いかにもこの作品らしい。起承転結を意識しないからこそ、4コマとも言い切れない独特のリズムが生まれている。

■色使いのこだわりと作業着愛、そして“男子高生ノリ”の正体は、弟!?
Webならではの強みとして、色使いにもこだわっている。白黒よりも目に留まりやすいよう、毎回POPなカラーを選択。さらに、男性色の強い職場設定には、作者の個人的な嗜好も反映されている。スーツも好きだが、それ以上につなぎや作業着姿の男性に惹かれてきたという。こうした服装のキャラクターが登場する漫画が意外と少なく、「自分が読みたいものを描いた」という自家発電的な発想が、この作品を生んだ。

男子高生のようなピュアな会話の源は、作者の身近な体験だ。2歳下の弟と友人たちがワイワイ話す様子を、隣でお酒を飲みながら聞いていた日々。異性のいない空間で繰り広げられる会話は、下ネタに走るわけでもなく、政治の話をしたり、夢を語り合ったり、時には喧嘩もする。そのリアルな空気感が、そのまま漫画に落とし込まれている。

■キャラクターの名前も決める!? 読者の熱量が次の展開を作っていく
Twitterに投稿すると、即座に届くコメントも制作の原動力だ。読者は自身の体験や考えを重ねて引用リポストし、「月曜日の憂鬱を吹き飛ばしてくれる」といった声も寄せられる。そうした反応を読んで、次の展開を考えたり、予想の逆を突くアイデアが浮かんだりする。キャラクターの名前さえも、読者に委ねることがあるというから面白い。

現在は「窓拭きお兄さん」に登場する脇キャラ、独身者の三宅さんを主人公にした物語をTwitterで連載中。さらに「軍人婿さんと大根嫁さん」という同人誌もKindleとBOOTHで発売しており、近日中にはコミカライズを担当した作品の連載も控えている。どんな方向へ転がっていくのか、作者本人もまだ分からない。その先の読めなさこそが、次の更新を待ちたくなる読者を増やしている。


取材協力:コマkoma(@watagashi4)

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配信元: Walkerplus

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