「ヒートショックの自覚症状」はご存知ですか?発症しやすい状況も医師が解説!

「ヒートショックの自覚症状」はご存知ですか?発症しやすい状況も医師が解説!

ヒートショックの症状とは?Medical DOC監修医がヒートショックの症状・自覚症状・発症しやすい状況下・対処法などを解説します。

関口 雅則

監修医師:
関口 雅則(医師)

浜松医科大学医学部を卒業後、初期臨床研修を終了。その後、大学病院や市中病院で消化器内科医としてのキャリアを積み、現在に至る。内視鏡治療、炎症性腸疾患診療、消化管がんの化学療法を専門としている。消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、総合内科専門医。

「ヒートショック」とは?

ヒートショックとは冬場の入浴やトイレなど、暖かい部屋から急に寒い場所へ移動した際に体温調節機能が乱れ、血圧の急激な変動や意識障害、不整脈などが引き起こされる現象です。日本では冬に家庭内での突然死の原因となることが多く、予防が重要視されています。この記事ではヒートショックの症状や発症しやすい状況・状態、対処法を医師の視点で解説します。

ヒートショックの代表的な症状

ヒートショックの代表的な症状には、突然意識を失う、胸痛や動悸、立ちくらみ、吐き気といったものが含まれます。これらは体に大きな負担を与え、時に命にかかわる危険な兆候となります。そのため、どんな症状が現れるのかを知り、適切な対処ができるようにしておくことが大切です。

意識消失・失神

急激な血圧の低下や心拍の乱れが生じると、突然意識を失うことがあります。こうした意識消失が認められた場合は、患者をまずは安全な場所に移して呼吸や脈拍を確認し、必要に応じて速やかに119番へ通報することが重要です。
意識消失や失神の背景には、心筋梗塞や不整脈、一過性脳虚血発作などの疾患が潜んでいる可能性があります。意識が戻っても、循環器内科や救急科での受診を受けるようにしましょう。即座に診断と対応を受けることが推奨される、緊急性が高い状況であると認識して行動してください。

胸部不快感・胸痛

心臓や血管に急激な負荷が生じると、胸部に痛みや圧迫感を覚えることがあります。こうした症状が現れた場合には、まず安静を保ち、無理な動作は控えてください。特に持病がある場合には主治医の指示を優先し、その場での対応を心がけましょう。

胸部不快感・胸痛の背景には、狭心症、心筋梗塞、急性心不全などの重大な疾患が潜んでいる可能性があります。そのため、これらの症状を感じた際はできるだけ早く循環器内科を受診することが重要です。

動悸・脈の乱れ

心拍数が急激に上昇したり、脈が不規則になったりすることがあります。このような症状が現れた際は、まず座った状態で安静にし、体の様子を注意深く観察することが重要です。もし症状が強くなった場合は、速やかに救急要請を検討しましょう。

動悸や脈の乱れの背後には、不整脈や心房細動などの心疾患が隠れている可能性があります。循環器内科での専門的な検査と治療が必要です。

めまい・立ちくらみ

急激な血圧の変動が生じることで、めまいや立ちくらみを訴えることがあります。こうした症状が現れた際には、座ったり横になったりして転倒を予防することが重要です。もし症状が長く続く場合は、迷わず医療機関へ相談してください。
原因としては、低血圧や一時的な脳への血流低下などが考えられるため、内科や循環器内科での診察が推奨されます。

吐き気・嘔吐

全身のストレス反応が強くなると、吐き気や嘔吐といった症状が出現することがあります。こういった場合には、まず水分を補給しながら安静に過ごすことが大切です。ただし、症状が激しい場合や改善しない場合には、ためらわずに医療機関を受診してください。
吐き気や嘔吐の背景には、脳血流障害や心疾患などが関係していることがあるため、消化器内科や循環器内科に相談するのが適切です。

配信元: Medical DOC

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