ヒートショックの自覚症状
ヒートショックの初期には、普段と違うめまいやふらつき、発汗や顔色の変化、手足の冷えやしびれが現れることがあります。こうしたサインが見られたら、無理をせず安静にし、症状が続く場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
軽度のめまい・ふらつき
立ち上がった直後などに、軽いめまいやふらつきを感じることがあります。このような症状が現れた場合は、無理に動かず一時的に座るなどして体を静止させ、転倒を防ぐことが大切です。
主な原因としては、温度差による急激な血圧の変動が挙げられます。もし症状が継続する場合には、早めに内科を受診して相談することが望ましいです。
皮膚の発汗・蒼白(そうはく)
交感神経が刺激されることで、突然汗が大量に出たり、顔が青白くなったりするといった症状が現れることがあります。このような場合には、できるだけ涼しい場所へ移動し、安静に過ごすことが重要です。
背景には自律神経失調症や循環器系の疾患が潜んでいることもあるため、もし症状が改善しない場合には早めに医療機関へ相談してください。
手足の冷え・しびれ
急激な寒さに曝されることで血流が悪くなり、手足の冷えやしびれといった症状が現れることがあります。このような場合には、温かい部屋に移動して体をしっかりと温めることが大切です。
主な原因としては、末梢血管の収縮や血流障害が考えられます。もしこれらの症状が持続する場合には、内科への受診を検討することが推奨されます。
ヒートショックはどれくらいの寒暖差で発症しやすい?
ヒートショックは暖房で温まった部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動した際など、10℃以上の急激な温度差によって発症リスクが著しく高まります。
体が寒い場所に曝されると一気に血圧が上昇し、その後急速に温まることで血圧が急降下するため、心臓や脳の血管へ大きな負担がかかります。特に冬季の入浴やトイレのタイミングは注意が必要です。暖房の効いていない部屋、脱衣所、浴室、廊下、玄関なども同様に危険な温度差が生じる場所となります。
高齢者や高血圧、心疾患の方は血圧調整機能が弱くなっているため、ヒートショックの発症リスクがさらに高まります。家屋の温度差を極力小さくし、転倒や事故を防ぐ工夫が重要となります。

