「ヒートショックの自覚症状」はご存知ですか?発症しやすい状況も医師が解説!

「ヒートショックの自覚症状」はご存知ですか?発症しやすい状況も医師が解説!

ヒートショックを発症しやすい状況・状態

ヒートショックは日常生活のさまざまな場面で起こる可能性があります。どのような状況でリスクが高まるのかを知っておくことで、早めの対策や予防に役立ちます。ここでは、発症を避けるために特に注意が必要なシーンを詳しく解説します。

冬季の入浴時

冬は暖房の効いた居間から寒い脱衣所・浴室への移動によって危険な寒暖差が生じます。脱衣所で衣服を脱ぐと体温が急激に低下し、血圧が上昇します。その直後、冷えた体で熱い浴槽に入ると血管が拡張して血圧が急降下するため、心臓や脳への負担が大きくなりやすいです。

夜間・早朝のトイレ

就寝中や朝方は室温が下がりやすく、暖房が入っていないトイレに移動することで急激な寒さにさらされるため、血圧変動が起こりやすくなります。特に暖かな寝室や布団から起き上がって寒い場所へ行く際は注意が必要です。

起床直後

暖かい布団から寒い床や脱衣所へ移動する際には、急激な温度変化により血圧が乱高下しやすくなります。体温が下がると自律神経が反応し、血圧の調整が追いつかず負担がかかるため、このタイミングもヒートショックのリスクが高いです。

屋外から帰宅した直後

冬の屋外は非常に寒いため、外出から帰宅し、急に暖かい室内に入った際にも短時間で体が温度差を受け、血管や心臓に強いストレスがかかります。この変化がヒートショックを誘発する要因となります。

高齢者・持病持ち

高齢者では加齢による血管の硬化や自律神経機能の低下がみられ、血圧の変動に弱くなります。また、高血圧や糖尿病、心疾患などの生活習慣病を持っている方はさらに血圧変動の影響を受けやすいため、特に温度差管理や住環境の工夫が重要です。

ヒートショックを発症した場合の対処法

ヒートショックを発症した際は、判断を迷わず迅速な対応が重要です。症状のタイプに応じて適切な処置を行い、必要に応じてすぐ医療機関を受診しましょう。日頃から予防策を意識しておくことで、ご自身やご家族の安全を守ることにつながります。

意識消失時

直ちに救急要請し、呼吸や脈拍の確認を行います。必要であれば心肺蘇生を行い、浴槽にいる場合には栓を抜いて安全を確保しましょう。

めまい・立ちくらみが起こった時

めまいや立ちくらみが起こってしまった場合には、安全な体勢で休むようにしましょう。転倒などの二次的事故を防ぎましょう。

胸痛や動悸時

症状が強い場合は迷わず救急受診をしましょう。軽症であっても繰り返すような場合には、専門医による早期評価が必要です。

症状が軽いとき

室温を均一に保ち、体を温めながら安静に過ごします。無理に入浴や外出をせず、しばらく体を休めることが大切です。

再発防止と予防策

脱衣所や浴室の断熱・暖房を強化し、寒暖差をできる限りなくす工夫を行いましょう。飲酒後の入浴は避けるなど、生活習慣面の注意も有効です。

配信元: Medical DOC

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