たけるさんと美香さんは、結婚3年目の夫婦です。2人は子どもを望んでいましたが、なかなか授からず不妊治療も検討していました。そんな矢先に妊娠が判明。たけるさんはつわりを心配する美香さんを励まし、家事を引き受けると張り切ります。
つわりが本格化し、苦しむ美香さんから「いいな、自分だけ好きな物が食べられて」と言われ、ショックを受けるたけるさん。職場の先輩に相談し、もっと美香さんに寄り添おうと決意します。しかし、慣れない家事はうまくいかず、美香さんからはダメ出し続きで「ちゃんとしてくれないと意味がない」と言われてしまい……。
妊娠し命を削る妻と寄り添いたい夫のすれ違う心
ちゃんとできない僕が悪いのですが、妻のあまりの言い方に思わず言葉が出てしまいました。












たけるさんは「僕なりに頑張っている」「もう少し言い方があるんじゃない?」と気持ちを伝えましたが、その発言が逆に美香さんの怒りを買ってしまうことに……。
「私は命をかけて赤ちゃんを育てている」と強く訴える美香さん。
たけるさんは、家事で失敗してもやさしく励ましてくれたころの美香さんを思い出しながら、「つわりが落ち着けば、きっと元に戻るはず」と自分に言い聞かせるのでした。
妊娠中は体調の変化に加えて、ホルモンバランスの影響で気持ちが不安定になりやすい時期。自分は我慢しているのに、夫だけ自由にしているように見えると、不公平に感じてしまうこともあります。「もっとしっかりしてほしい」と厳しくなってしまうのも、そんな気持ちの表れかもしれません。
一方で、慣れない家事に一生懸命取り組んでいる夫にとって、ダメ出しが続いたり「意味がない」と言われたりすると、気持ちが折れてしまうことも。家事は簡単そうに見えて、実は細かな工夫や気配りの積み重ね。最初から完璧にできなくて当たり前ですよね。妊娠中は、夫婦それぞれが余裕を失いやすい時期でもあります。お互いの立場や頑張りを認め合いながら、責めるのではなく気持ちを伝え合っていけたらいいですね。
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