庭で拾った“真っ黒な幼虫”を羽化するまで育てたら……「ポケモンの進化と同じ感動」「すげぇ」成虫の姿に反響

庭で拾った“真っ黒な幼虫”を羽化するまで育てたら……「ポケモンの進化と同じ感動」「すげぇ」成虫の姿に反響

 自宅の庭で、主にカタツムリを食べるという、形も生態も不思議な幼虫を発見。成虫になるまで育ててみた結果が「初めて見ました!」「かっこいいですね!」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で、1万5000回以上再生されています。

 動画を投稿したのは、宮城県丸森町在住のシンガーソングライター・Taeさん。Taeさんは昆虫をはじめとした生き物が大好きで、YouTubeチャンネル「たえたそちゃんねる」には昆虫を捕獲・飼育する様子などを投稿しています。

 以前は雨の日に昆虫採取へ行き、木を軽く揺らしてみた様子を紹介しました。今回は庭先でカタツムリを食べる奇妙な幼虫を拾い、成虫になるまで育ててみるようで……?

 ある日。Taeさんがクワガタを入れるための飼育ケースの準備をしていたところ、お父さんが「庭になんかいるよ」と教えてくれたそうです。お父さんが教えてくれたもの、それは……なんとも不思議な形をした「マイマイカブリ」の幼虫でした。逃げたり見失ったりする前に、とりあえず手持ちのケースを使って捕獲することに。

 マイマイカブリは主にカタツムリを食べて暮らしている、日本固有の肉食性が強い昆虫です。Taeさんは今回マイマイカブリの幼虫を初めて見たこと、これまで飼育したことがないことから、この幼虫を飼育してみようと考えているのだとか。

 というのも、マイマイカブリはカタツムリの確保さえできれば、産卵から飼育まで意外と難しくない、という話を聞いたことがあるそうです。Taeさん自身はあまりマイマイカブリに関する知識がないけれど、この幼虫は恐らく終齢幼虫だと思われること、また終齢幼虫であれば次の段階がサナギ・成虫であることから、成虫になるまで飼育してみることにしたのでした。

 マイマイカブリの幼虫を飼育することを決めたTaeさんは早速、エサ用のカタツムリを探すことに。しかしなかなか見つからず、ようやく見つけたカタツムリは殻の中まで乾燥していました。

 その後、雨が降ってきたため、カタツムリが集まってくるのではと話しつつ探し回りましたが……結局見つからず、庭でたまたま小さなカタツムリを発見。マイマイカブリに与えてみるとすぐ殻の中に顔を突っ込み、中身を食べはじめたのでした。

 なお、マイマイカブリを飼育する際は砂を敷くとそこに潜り、サナギになるらしいとのこと。今はとりあえずバーミキュライトを敷いているため、どこかで砂を取ってくるつもりでいるそうです。

 翌日。一晩経過したマイマイカブリの様子を見てみると、その体は驚くほどパンパンに膨らんでいました。一晩かけてカタツムリを食べ進め、どうやら頭が殻の奥の方まで到達しているようです。

 マイマイカブリがどのタイミングで食事を終えるか不明ですが、このサイズのカタツムリであれば、1匹でおなかいっぱいになってくれそうです。もしかすると、当分エサがいらないかもしれません。

 数日後。この日も雨が降っていてカタツムリを発見したため、採取してマイマイカブリに与えてみることに。するとマイマイカブリはすぐに食らいつき、指で少々体に触れても放さないほど、しっかりとカタツムリに食いついていたのでした。すさまじい食欲です……!

 最初に敷いていたバーミキュライトは、湿っている山砂に変更。この砂であれば恐らく中に潜り、サナギになることができるのではないかと思っているそうです。

 また、マイマイカブリの幼虫としてはまだ小さいかな? と思うけれど、このカタツムリを食べ終えれば、サナギになる準備を始めるのではないかと考えているとのこと。前回もカタツムリを食べきるまでに1日以上かかったため、このまま様子を見ていきます。

 ある日、マイマイカブリの幼虫が砂に潜り、そこから1週間以上経過しました。砂の上には食べ終えたカタツムリの殻が落ちていること、何回か砂に潜ったような形跡があること、ケースの裏から見ると蛹室だと思われる空間があることから、恐らくサナギになっているのではないかと思われます。どのくらいで成虫になるか不明ですが、ひたすらに見守っていきます。

 その後1カ月近く経っても、マイマイカブリは砂の上には出てきませんでした。しかしケースの裏から見てみると蛹室の辺りに動きが見られたため、掘り出してみることに。

 そして慎重に砂を掘っていくと……無事に羽化し、美しい紫色の光沢をまとった、マイマイカブリの成虫が姿を現したのでした。サイズは少し小さめですが、元気そうですね。

 Taeさんによると、動画を撮影した11月下旬にはエサのカタツムリがいなくなっているそうです。そのため野生のマイマイカブリは針葉樹の樹皮の下、朽ち木の中などでじっと春を待ち、越冬するとのこと。飼育する際も暖かいところではなく、寒いところに置いておく必要がありそうです。

 なお、マイマイカブリは羽が退化していて飛べないため、移動する際は陸地を歩いていくしかありません。川があるとその向こうに行けないことから、地域や場所によって形態や体色に個体差があり、Taeさんが暮らす地域では紫色が強い個体が多いのだそうです。

 今回初めてマイマイカブリを飼育した結果、カタツムリを入手することが大変であり、カタツムリを食べさせる量で大きさが決まる可能性もあるけれど、飼育に挑戦してみるのも楽しいかもしれないと感じたとのこと。またこの先冬から春先にかけて、マイマイカブリ採取をしてみるのもいいかと思う、と話すTaeさんなのでした。

 動画には、「マイマイカブリの幼虫初めて見ました! 羽化までさせるなんてすごいですね〜」「幼虫が庭先に居るってすごいなぁ! それだけエサになるカタツムリも居るって事だから驚き」「パープルかっこいいですね! うちで見かける個体はブルーです!」といったコメントが寄せられていました。

 Taeさんは同チャンネルとX(旧Twitter/@tae_chuber)に、昆虫愛にあふれた動画や写真を多数投稿しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「たえたそちゃんねる」

配信元: ねとらぼ

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