一緒に役員をすることに
ある日、Bさんとクラス役員に任命された私。
話してみるとBさんは、親切でとてもいい人でした。
役員の仕事で何度も会っていくうちに、私は自然とBさんに打ち解けるように。
ある日2人きりになったタイミングでこう尋ねてみたのです。
「ここの園って派閥があるけど、どこにも入らないのって怖くない?」
そう聞いた私に、Bさんは軽く笑いました。
「私達、夫の仕事の関係で転勤族なのよね。長くここにいないと思うと、『付き合いが悪い』とか『ママ友一人もいないのは変』とか言われるのどうでもよくなっちゃって……」
そう話すBさんは、一瞬寂しそうな顔を見せたものの、気楽そうに微笑んでいました。
羨ましいかも
数ヶ月後、Bさんは本当に引っ越して行きました。
私だけに引っ越し先の住所を教えてくれたのは、Bさんも打ち解けてくれたと思っていいのかもしれません。
Bさんが一人を貫く理由に納得したし、今も人間関係のしがらみに悩み続ける私は、Bさんの境遇を羨ましくも感じました。
ただそうは言ってもBさんにも人間関係の苦労はあるでしょう。
転々としながら暮らすBさんと、この土地に住み続ける私。いつか会えたら、一度打ち解けたもの同士、また語り合えればと思っています。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

