「脳出血で突然死」についてよくある質問
ここまで脳出血での突然死などを紹介しました。ここでは「脳出血で突然死」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
脳出血で突然死するまでの時間について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
脳出血による突然死までの時間は、出血量と出血部位によって大きく異なります。最も重要なことは、出血自体は発症後1時間から6時間以内に止まることが多いということです。しかし、この間に流れ出た血液が脳の中に血腫として塊を作り、その塊が膨らむことで、周囲の脳の組織を圧迫します。この圧迫による脳の腫れ(脳浮腫)が、時間とともに神経の働きを徐々に、あるいは急速に悪化させるのです。
特に、呼吸や意識など生命維持を司る脳幹で出血が起こった場合、たとえ少量であっても命にかかわる可能性が高く、数分から数時間で意識がなくなったり、呼吸が止まったりすることがあります。
編集部まとめ
脳出血は、突然の重篤な発作を引き起こし、生命を脅かす深刻な病気です。発症には、長期にわたる生活習慣によって生じる高血圧という、管理可能な危険因子が関連しています。
脳出血の症状は前兆ではなく、発症そのものです。突然の激しい頭痛、片側の麻痺、呂律が回らない、といった症状があれば、すぐに救急車を呼ぶようにしてください。発症から病院での治療開始までの時間は、その後の回復に直接影響します。
脳出血は発症を予防することがとても重要です。高血圧の適切な管理は、脳出血のリスクを大幅に減少させる最も効果的な方法です。日々の食生活(減塩)、適度な運動、禁煙、節酒を心がけることが、何よりも強力な予防策となりますので、今日から実践できることを一つずつ増やしていきましょう。

