薬膳では、食材そのものだけでなく「調理法」も体への働きを大きく左右すると考えます。特に冬におすすめなのが、食材をしっかり温めてくれる 「焼く」調理法。冷える季節の体にぴったりで、実は健康効果をグッと引き上げてくれるものも多いのです。
今回は、看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこが「焼くと健康効果がUPする意外なフルーツ」を3つご紹介します。
みかん
みかんといえば冬の定番果物ですが、トースターで焼いた 「焼きミカン」 は、薬膳的にも冬の健康づくりにとても良いのです。焼くと香り成分が強く立ち上がり、氣(エネルギー)の巡りをよくしてくれるため、ストレスケアやリフレッシュにも効果的。さらに、実がとろっと柔らかくなることで喉や胃腸にも優しいんです。
作り方はとても簡単。
ヘタの部分を少しだけ切り落とし、トースターやグリルで様子を見ながら温めるだけ。皮がうっすら茶色く焦げれば出来上がりです。中は驚くほどジューシーになるんですよ。
焼いた後はスジも袋も柔らかいため「丸ごと食べられる」のも嬉しいポイント。スジは腸の掃除を助ける成分が豊富なので、むしろ食べた方が体に良い部分です。
バナナ
「え、バナナを焼くの?」と思う方も多いですが、加熱することでバナナの冷やす性質が穏やかになり、冬でも安心して食べられる「薬膳スイーツ」に変化します。しかも、焼くことで 腸の負担を減らしながら、冷えと疲れの回復に役立つんですよ。さらに、加熱で食物繊維が柔らかくなり、腸が動きやすい状態に。腸が整うと、疲労感が軽くなり、むくみやだるさもスッキリすることが期待できます。体を温める力の強いシナモンパウダーとの相性も抜群です。
作り方もシンプルで、バナナを皮ごとオーブントースターへいれて、3~5分程度皮が黒くなるまで加熱します。中身がトロッとしたら完成です。

