【獣医師執筆】犬の「レプトスピラ感染症」ってどんな病気?注意すべき症状や、治療から予防法まで解説

【獣医師執筆】犬の「レプトスピラ感染症」ってどんな病気?注意すべき症状や、治療から予防法まで解説

どのようにして感染するの?治療は?

検査される犬

ネズミなどの尿で汚染された水辺、土壌から感染します。

レプトスピラの感染で怖いところは、「経皮感染」するというところで、汚染されたものを口にしなくても、皮膚や粘膜を介して感染してしまいます。

以前は「西日本に多い病気」「アウトドアの子が気を付ければよい病気」とされてきましたが、近年では東日本でも複数の感染事例があります。

また、都会でもネズミが増加し接触のおそれがあること、豪雨被害などが頻発する中、下水で汚染される危険性がたびたびあることなどから、レプトスピラ感染症は身近な病気として気を付けなくてはいけないものになってきています。

治療は適切な抗生物質を使用し、点滴などの対処療法をおこなうことです。

早期発見と早期治療が、予後に大きく関わります。

どうやって予防したらよい?

カルテ

7種~10種混合ワクチンの中には、いくつかのレプトスピラ症の血清型が入っています。

基本の予防はワクチン接種ですが、レプトスピラ症はワクチンの中でも「不活化ワクチン」であり、個体差がありますが早ければ1年以内に抗体価が減少してしまう子もいます。

動物病院によっては、「7種以上の混合ワクチンの年一回接種」に加え、「レプトスピラ単体のワクチンを半年で追加接種」を推奨しているところもあります。

また、ワクチンを打っても250を超える全ての血清型を予防できるわけではありません。ワクチンで基本的な血清型を予防するのは勿論のこと、汚染された土壌や水辺に近づかないことも、とても大切です。

特に豪雨の後で浸水したばかりの地面や、雨上がりすぐのように、土壌が流れ出しやすい日のお散歩は注意しましょう。

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