
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、桜木きぬさんの作品『1981年生まれのノンバイナリーの話』をピックアップ。
桜木きぬさんが12月7日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、桜木きぬさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■作者・桜木きぬさんの人生が語られる

今作は、作者・桜木きぬさん自身のエッセイ漫画だ。
桜木きぬさんが幼い頃から抱えていた葛藤をはじめ、さまざまな想いが赤裸々に描かれている。
読み応えがあり、ノンバイナリーのことや桜木さんの人生をより知ることができ、多くのことを考えさせられる内容だ。
作品を読んだ読者からは、「ノンバイナリー当事者として深く共感しました」「読んでいたら早朝から泣きそうになった」「ぜひみんなにも読んでほしい」「とても素敵で誠実で多くをさらけ出して語ってくれる漫画でした」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・桜木きぬさん「一番大事なのは、私が1981年生まれだということだと思います」

――「1981年生まれのノンバイナリーの話」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
昨年絹さやという名義で「ノンバイナリーの転校生がオレの日常を××する」というマンガをダ・ヴィンチwebさんで連載していたのですが、そのマンガを描くにあたって自分自身がノンバイナリーで、当事者として描いているということを簡単に説明したくてエッセイとして描いてみようと思いました。
同じ時期にノンバイナリーをテーマに2作品の連載をすることになったのですが、それについては世の中の雰囲気的に関心が高まってきている?まだちょっと早い?という気がしたから提案しました。
描かせてくれたダ・ヴィンチwebさんには大感謝です。
――今作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
一番大事なのは、私が1981年生まれだということだと思います。
ジェンダーの感覚は時代によって大きく変わっているなと感じるので、作品中の特に幼少期の雰囲気は、当然今の感覚とは大きく隔たりがあると思います。
この時代の、この国で、ただこのように生きた人がいたという記録を残したいです。
――今作はSNS上で多くの読者から反響がありましたが、率直なご感想をお教えください。
肯定的な反応がほとんどで驚きました。描こうと思った時は「嫌われるかもな」と思っていたので。
――読者からのコメントで特に印象に残っているものはありますでしょうか?
自分と同じだと感じてくれた方が多かったのが印象的でした。
ひとりじゃないなと思えて心強かったです。
――桜木きぬさんの今後の展望や目標をお教えください。
実は昨年、性別の事と同じくらい、もしかしたらそれ以上に私のアイデンティティを揺るがす事件がありまして それについて新しいエッセイ漫画に挑戦したいと準備中です。
あといつもSNSに載せてるような、ゆるい日常マンガも変わらず描くつもりでいます。
――最後に桜木きぬさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。。
いつもありがとうございます!
色々考えたり悩んだりしやすい性格なので重く複雑なテーマも選びますが、なるべく読んだ後に楽になれるようなものを作ろうと思っていますので どうぞリラックスして読んで下さい!

