”骨周辺に発生するがん”「ユーイング肉腫の末期症状」とは?余命・生存率も解説!

”骨周辺に発生するがん”「ユーイング肉腫の末期症状」とは?余命・生存率も解説!

ユーイング肉腫の検査法

ユーイング肉腫が疑われた場合、まず整形外科(特に骨軟部腫瘍専門医)を受診します。診断確定のためには、以下のような様々な検査が必要です。

画像検査

oX線(レントゲン)検査: 骨の異常を確認します。
oMRI(磁気共鳴画像)検査: 腫瘍の広がりや周囲の組織との関係を詳しく評価します。
oCT(コンピュータ断層撮影)検査: 骨の詳細な構造や肺への転移の有無を評価します。
oPET-CT(ポジトロン放出断層撮影-コンピュータ断層撮影)検査: 全身への転移の有無を調べます。
o骨シンチグラフィー: 骨全体を画像化し、転移性骨病変の有無を調べます。

血液検査

o一般的な血液検査が行われます。ユーイング肉腫の診断に特異的に有効な腫瘍マーカーはありません。

骨髄検査

o骨髄への転移がないかを確認するために行われます。

病理組織検査

o診断確定のために最も重要な検査です。腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べることで、ユーイング肉腫であるか否かを確定診断します。最終的な方法には、針生検や切開生検があります。
これらの検査は、がん診療連携拠点病院や大学病院など、専門的な設備と医師が揃っている医療機関で行われることが一般的です。
検査の内容によっては、入院が必要となる場合があります。 画像検査は外来で受けられますが、生検や骨髄検査は麻酔を必要とすることが多く、数日間の入院が必要となることがあります。診断が確定し、治療方針が決定するまでには、複数の検査結果を待つ期間があるため、数週間かかることもあります。

ユーイング肉腫の主な治療法

ユーイング肉腫の治療は、一つの方法だけでなく、複数の治療法を組み合わせる「集学的治療」が基本となります。

ユーイング肉腫の治療は、整形外科医(骨軟部腫瘍専門医)が中心ですが、小児科(小児がん専門医)、腫瘍内科医、放射線治療医、病理医など、多岐にわたる専門家からなる「チーム医療」で行われます。治療は長期にわたり、様々な副作用や精神的な負担を伴いますが、医療チームとの信頼関係を築き、疑問や不安を共有しながら、治療に取り組むことが重要です。
主な治療法は以下の通りです。

化学療法(抗がん剤治療)

一見遠隔転移がない場合も、診断時に小さな転移を起こしていることが多いため、全身に効果のある化学療法を行います。一般的には4〜6剤を組み合わせた多剤併用化学療法です。また、手術前に腫瘍を小さくするためや、手術時の検査の結果によっては術後に行われる場合もあります。

手術

可能な限り手術で腫瘍を切除します。ただし、部位によっては手術が行えないこともあります。

放射線治療

ユーイング肉腫は放射線治療の効果が高いと言われています。手術で完全に切除できなかった場合や、手術時の検査の結果追加されることがあります。また、手術が難しい部位に行ったり、疼痛の緩和目的などで行う場合もあります。
ただし、遠隔転移があるユーイング肉腫に対する治療成績は依然としてあまり良くない状態であり、いまだに有効な治療法は確立されていません。

配信元: Medical DOC

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