幼稚園の先生に相談すると…
ひらがなを教えるのに疲れていたとき、幼稚園で個人面談があったので、私は先生に相談してみることに。親は焦っているが、本人はやる気がないことを伝えると、先生はこう言いました。
「今、無理やりひらがなの勉強はやらなくていいんです。今はひらがなではなく遊びに興味があるんだと思います。また、読んだり書いたりできる子の多くは上にきょうだいがいたりと、ひらがなに触れる機会が多いように感じます。お母さんが焦る気持ちはわかりますが、今はやりたいことをやらせてあげてください」
私は先生の言葉を聞いてハッとしました。何かをするときは、子ども自身が興味や関心を持っていることが大切なのだと気づいたのです。その日から、私は無理やりひらがなを教えるのをやめました。
あれから4カ月ほど経ちましたが、娘は簡単なひらがなが読めるようになり、今では少しずつですが自分の名前を書こうと自ら練習しています。子育てしていると、ほかの子ができているのにと焦る場面がたくさんありますが、親は子どもが興味を持てるようなお手伝いができればいいのだなと感じました。どんなときでも、主人公は子どもであることを心にとめておこうと思った出来事でした。
著者:やまぐちさき/女性・ライター。2018年生まれの長女、2021年生まれの双子、夫との5人暮らし。子宮内膜症からの手術、不妊治療を乗り越えて育児中。闘病や不妊治療、双子の出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

