職場のパワーバランス
その一方でもう1人の新人・平田(仮名)さんは、明らかに鈴木さんから目をつけられていました。
まだ教わっていない業務を急に押し付けられたり、厳しい口調で注意を受けたりと、教育の枠を超えた厳しい接し方に見える場面があったのです。
この職場は、業務がベテランの鈴木さんに属人化しており、彼女の判断がすべてという「閉鎖的な環境」になっていたことが、周囲との摩擦を生んでいるようでした。
同じタイミングで入社した平田さんの不遇を私はどうしても見てみぬふりできませんでした……。
勇気を出した行動とその結果
「そうだ! 鈴木さんに信頼されている今の私の言葉なら、現場の空気を変えられるかもしれない!」そんな期待を抱き、鈴木さんに平田さんへの待遇を見直してもらうよう、言葉を選びながら相談を持ちかけました。
しかし、長年ひとりで現場を支えてきたという自負がある鈴木さんにとって、新人の私からの意見は受け入れがたいものだったのかもしれません。 その日を境に、指導の矛先は私へと向かうことになりました。

