
小田井涼平がMCを務める「今泊まりたい!いいふろ温泉宿」(毎週月曜夜8:00-9:00、BS10/TVerで見逃し配信)が、1月12日に放送された。同番組は旅人が“今泊まりたい”温泉宿を軸に、温泉地の体験やグルメ、街歩きの魅力まで丸ごと味わっていく旅番組。小田井が今回訪れたのは宮城県仙台市の秋保温泉で、“世界初”の万華鏡美術館、クラフトビールの飲み比べ、古民家カフェ、磊々峡散策から宿の湯と食など秋保の魅力を味わい尽くす。
■「世界初」の文字に誘われて仙台万華鏡美術館で幻想的アート体験
仙台秋保温泉街にある“覗橋(のぞきばし)”から県道沿いを歩く小田井が見つけたのは、「仙台万華鏡美術館」。控えめに添えられた「世界初」の文字に引かれて足を踏み入れると、そこには“万華鏡=手のひらサイズ”という先入観を軽く裏切る世界が広がっていた。
施設内は幻想的な雰囲気で、展示されている万華鏡もいわゆる筒をのぞくタイプだけではない。中でも小田井を驚かせたのが、人の形をした作品。服を着てイスに座っている人形の後頭部にのぞき穴がついており、のぞき込むと人形が手に持ったボールが万華鏡に映し出される。
人形はそれぞれクリフォード、シルビアという名前が付けられているのだが、クリフォードは万華鏡世界大会で最優秀作品賞に選ばれた傑作。小田井はそれぞれの頭をのぞく度に「シルビアさんもうちょっとあれですね、若いときに宝石とか集められた感じですね」「クリフォードさんもアレやね、だいぶ…一獲千金で当てた感じですね」と大はしゃぎ。
人の頭の中をのぞき込むような、オブジェとアートが一体になったような見事な仕掛けだ。のぞく角度や回転で表情が変わり、“見る”というより“体験する”アートとしての万華鏡の奥深さを実感させる。
改めて「奥深いな〜」と感慨深げにため息をつきながら、施設内のさまざまな万華鏡を堪能する小田井。誕生から2世紀以上の時を経てもなお進化し続ける万華鏡の世界に酔いしれるのだった。
■TAOYA秋保の“ご褒美時間”へ
クラフトビールを飲み比べられる「GREAT DANE BREWING(グレートデーンブリューイング)」や古民家カフェ「アキウ舎」など、秋保の名店を堪能した小田井。やがて今宵の宿、「TAOYA秋保」へたどり着く。
到着早々、小田井は「僕、仙台に住んでたことがございまして。ここ元々ね、『岩沼屋』やったんですよ。泊まったこともあるんですよ」と懐かしそうに意外なことを語る。しかし2023年に「TAOYA秋保」としてリブランドオープンされたため、門構えから小田井が泊まったころとは異なる趣があるという。
「六本木とかにあるような、会員制の秘密クラブみたい」と小田井が驚く重厚な玄関を潜り抜けると、ロビーでは本物の暖炉がお出迎え。薪がパチッと鳴り、炎のぬくもりがブラウンを基調としたロビーの雰囲気を一層引き立てる。
創業400年という歴史を持ちながら、同施設では“伝統”に固執していないのも印象的。見た目も華やかなスイーツが並ぶロビーラウンジでは「アフタヌーンティー」を楽しめるようになっており、コーヒー・紅茶はもちろん、アルコールも含めて“オールインクルーシブ”で楽しめる。スタッフが目の前で絞って仕上げる「貴婦人のモンブラン」を提供してもらうと、ひと口食べた小田井は「栗のクリームが溶けてね、なくなって流れていく…」と夢見心地に。
さらに館内では、大江戸温泉物語グループ限定のディズニーオリジナルアイテムも発見。「温泉マーク入り」「露天風呂に入っているミッキー」など、特別な限定デザインには小田井も興奮しきりだ。
メインの温泉は、岩沼屋の趣を受け継ぐ大浴場「風ノ音 内湯」へ。皇室の御料温泉の1つとして称された名湯に浸かった小田井は、「お湯も柔らかいわ」としみじみ。木で設えられた建屋についても「この味はやっぱり、ここ2~3年で造ったものでは出ない」と語り、目にも楽しめる歴史深い温泉施設に浸る。
また内湯から繋がる「風ノ音 露天風呂」へ出ると、「冬、やっぱいいな!」と温泉の水面から立ち上る湯気に風情を感じる小田井。思わずさとう宗幸の名曲「青葉城恋唄」を口ずさみながら、心ゆくまで名湯を味わい尽くす小田井だった。
■食事時にもお茶目な小田井
夕食は、シェフズダイニング「Chef’s Dining 欅(けやき)」でバイキングをいただいた小田井。料理長・山本さんが「各エリアに料理人が立ち、目の前で作って熱々で食べてもらう」というライブキッチンの醍醐味を説明してくれたとおり、宮城森林鶏のよだれ鶏、三陸産大粒かきフライ、牛リブステーキが次々に登場する。
ところが大粒かきフライを前にして「これもう、完全にクリームコロッケのサイズですね」と驚いた小田井は、突然「大粒言うてますが、実際かじったら衣でだいぶ誤魔化してんちゃいますか疑惑っていうのがございましてね…」と“フリ”をひとつ。しかし席に戻ってかじってみた小田井は、「やば…」「見て、“びっしり”カキ」と感動の表情に。
「衣、むしろめっちゃ薄いで」「生ガキ食べたときと同じぐらいの旨みがぎゅーん…とくる」とそのクオリティーをほめたたえたあと、「ちょっと、おみそれいたしました。山本料理長、すいません」と素直に謝罪してオチを作った。
もちろん“期待の表れ”としてフリオチは、小田井の愛嬌。出会う人々の仕事に全幅の信頼を置いている小田井“おなじみ”の流れだ。番組として用意した地域の魅力の大きなポイントだけでなく、繊細に整えられた隅々までを楽しみ尽くす。旅好きな小田井ならではの視点に、今後とも期待していきたい。

