いつもなら子どもたちのリクエストで決まる外食先。しかし、結婚記念日のある日、娘がまさかの提案をして……? 友人が、体験談を語ってくれました。
「2人で行ってくれば?」結婚記念日の娘の提案
私たち夫婦の結婚記念日のこと。私は、家族に外食を提案しました。
いつもなら「回転寿司!」「焼肉!」「ラーメン!」と、自分の食べたいものを主張する小学校高学年のわが子。子どもの希望が通るのが当然でした。
しかし、今年の結婚記念日に私が「どこか食べに行こうか」と言うと、娘が言ったのです。
「せっかくの結婚記念日なんだし、お父さんとお母さん2人で外食してくれば?」
私は驚きました。一瞬、娘に何か別の予定があるのかと思いましたが、そうではない様子。娘は続けて、
「いつも私たちに合わせてるんだから、お母さんが好きなものを食べに行ってくればいいじゃん」
と、言ったのです。
「お母さんの好きなもの」を忘れていた日々
その言葉を聞いた瞬間、私はハッとしました。
娘は、いつも私の心の奥底にある「親だから自分の希望は主張しない」という気持ちを見抜いていたのです。
たしかに、外食のお店選びはいつも子どもたちの好みが最優先。
そして「何が食べたい?」と聞かれても、「子どもが食べたいもので」と答えていて、外食で自分が何を食べたいのかすらわからなくなっていた私。
娘は、「家族でいること」と「夫婦二人の時間」の区別を、私よりずっと冷静に、そして一人の自立した視点で判断してくれていたのです。

