「大腸がんの進行速度」が”速くなる人の特徴”は?発症した時の症状も医師が解説!

「大腸がんの進行速度」が”速くなる人の特徴”は?発症した時の症状も医師が解説!

大腸がんの発症や進行速度を遅らせるポイント

大腸がんの発症を抑制したり進行を遅らせたりするにはどうしたらいいのでしょうか。生活習慣の改善ポイントや治療法などをご紹介します。

発症リスクを抑えるために生活習慣を見直す

一部の例を除き、大腸がんの大きな原因は生活習慣です。食べ物では豚肉や牛肉などの赤い肉や加工肉などはその発症リスクを高めるといわれ、魚や野菜を多く食べると大腸がんのリスクが低下するといいます。
食物繊維やカルシウムの摂取も大腸がん予防に効果的な可能性が高いとされています。また、喫煙と過度の飲酒も避けるべき習慣です。さらに日常生活を活動的に過ごして適正体重を保つことも大切です。運動は大腸がんの予防に効果的であることがほぼ確定的だといわれています。

化学療法や放射線治療を受ける

化学療法とは、抗がん剤などを使ってがん細胞の増殖を抑えたり破壊したりして治癒や延命を図る治療方法です。化学療法は全身に対してくまなく治療することができるため、複数箇所に転移があるがんを治療するのに効果が期待できます。
放射線治療とは、エックス線やガンマ線などの放射線をがんのある部位に当て、がん細胞を壊す治療法です。放射線によって正常な細胞も壊れますが、正常な細胞は自ら修復できます。これらの方法は、手術と組み合わせて進行速度を遅らせたり再発を防いだりするために用いられます。

感染症にかからないよう注意する

一部のがんは細菌やウイルスによる感染が原因でリスクを高め、日本人では、B型C型の肝炎ウイルスによる肝がんやピロリ菌による胃がんがよく知られています。その他にもヒトパピローマウイルスによる子宮頚がん、ヒトT細胞白血病ウイルス、Ⅰ型による成人T細胞白血病リンパ腫などがあります。
さらに、予防的な観点からだけでなくがん治療中の患者さんの視点からも感染症には注意が必要です。がん治療中は免疫力が低下するため、その状態で感染症にかかると重症化する危険があります。

身内にがん患者がいる場合は特に注意する

大腸がんのうち約5%は遺伝性のがんです。異常のある遺伝子を持っていることで、がんになりやすいのです。遺伝性の大腸がんには以下のようなものがあります。

リンチ症候群:遺伝子の異常を修復する遺伝子に異常があって発生します。リンチ症候群は50歳未満で発症することや右側大腸に多いこと、子宮体がんなど大腸以外のがんが発生するなどの特徴があります。

家族性大腸腺腫症(FAP):腺腫と呼ばれるポリープの一種が大腸に数え切れない程たくさんできる病気です。この病気は大腸がんを発症する可能性が高く、40歳代までに半数の患者さんに大腸がんが発生します。

身内にこれらの病気の患者さんがいる場合は、若い頃から定期的な検診を欠かさないようにすることをおすすめします。

大腸がん検診を受ける頻度

大腸がん検診は、40歳以上の大腸がんの発症リスクが高い傾向にあることから、40歳以上の方は年に1回受診してください。受診のメリットとしては、大腸がんを早期発見し早期治療することができます。
デメリットとしては、受診のための時間や労力、また偽陰性や偽陽性、過剰診断や偶発症などの可能性があることです。これらを考慮したうえで、大腸がん検診の適正な頻度は年に1回となります。

配信元: Medical DOC

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