「更年期の血圧」に対する正しい対処法・改善法は?
更年期の高血圧の対処法・改善法
高血圧は自覚症状がないことも多いため、血圧の異常がわかったらすみやかに内科を受診しましょう。更年期には血圧が大きく変動する傾向があるため、血圧手帳などに血圧値を記録してから受診するのがおすすめです。ホットフラッシュやイライラ、不安感などがあるときには一緒にメモしておくとよいでしょう。
日常では食塩摂取量を抑えたバランスのよい食事や適度な運動、リラックスする時間をつくるなどを心がけましょう。
更年期の低血圧の対処法・改善法
更年期に生じる低血圧の対処法として大切なことは、健やかな体づくりを心がけることです。1日3食規則正しく食事を摂る、主食主菜副菜のそろったバランスのよい食事を心がける、水分を十分に摂る、適度に運動して筋肉量の増加や体力の向上を目指すなど、できることから始めてみませんか。
立ちくらみやめまいなど、低血圧の症状がつらい場合には、無理せず内科を受診しましょう。
更年期に血圧が気になるときにおすすめの生活習慣
血圧が気になるときには、自宅でも定期的に血圧を測定しましょう。朝晩2回の測定に加え、不快な症状が出たときにも測定すると、血圧の変動パターンが把握できます。
そのほか、食事、運動、禁煙など基本的な生活習慣の見直しも、正常な血圧を保つためには欠かせません。具体的には、食塩摂取量を1日6g未満にする、肥満にならないよう暴飲暴食を避けバランスのよい食事を摂る、ウォーキングなどの有酸素運動を習慣化するなどです。
さらに、睡眠不足や過度なストレスも高血圧の原因となりますので、しっかりと休養することも大切です。
「更年期の血圧」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「更年期の血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
更年期の血圧の正常値はいくつなのでしょうか
伊藤 陽子(医師)
日本高血圧学会が定めた血圧の正常値は、年齢や性別に関係なく下記のとおりです。
・診察室で測定した場合:収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満
・家庭で測定した場合:収縮期血圧115未満かつ拡張期血圧75mmHg未満
更年期で血圧が上がったときの注意点は何でしょうか
伊藤 陽子(医師)
血圧が上がったことに気付いても「歳のせい」と放置するのは危険です。なぜなら、血圧が上がるとさまざまな病気のリスクが高まるからです。自覚症状がないからといって高血圧を放置すると、心筋梗塞や腎不全など重篤な病気を発症する可能性もあります。血圧が上がったことに気付いたら、すみやかに内科を受診なさってください。
更年期で血圧が気になったときのおすすめの食事は何でしょうか
伊藤 陽子(医師)
血圧が高めの場合は、食塩摂取量を6g未満にするとともに、肥満にならないよう適量を食べるよう心がけましょう。血圧が低めの方にもいえることですが、主食(ご飯やパン、麺など)、主菜(肉や魚、卵、大豆製品など)、副菜(野菜やきのこ、海藻など)を揃えた食事を摂ると栄養バランスがよくなります。また、果物や乳製品の摂取も適切な血圧を維持するのに役立ちます。
更年期高血圧・閉経期高血圧の治療や予防は何科の病院で相談できますか?
伊藤 陽子(医師)
気になる症状が高血圧だけであれば、内科や循環器内科で相談するのが一般的です。更年期の症状がつら場合は婦人科を、気分の落ち込みやイライラで悩む場合には心療内科での相談も検討しましょう。

