私のしていることは「楽な道」なのか…?
しかし、義母は鼻で笑いました。
「男と女で同じように稼いで行けるわけないのよ。砂羽さんも、あまり康太に甘えちゃダメ。家庭と仕事両方欲しいなんてワガママをかなえてもらってるんだから」
ワガママ……?私は唇を噛み締めました。 仕事と育児の両立がワガママだと思ったことは一秒もありません。朝、眠っているりんの頬を撫でて、後ろ髪を引かれる思いで家を出る。
仕事中は一瞬の隙もなくタスクをこなし、定時になれば周囲に頭を下げて飛び出し、保育園へ。 そんな私の毎日を「ワガママ」と切り捨てる義母に、言い返せない自分にも腹が立ちました。
「……康太さんとは話し合っていますので」
そう答えるのが精一杯でした。でも、この歪んだ「感謝の強要」は、私が2人目の産休に入る直前、最悪の形で爆発することになるのです。
あとがき:見えない努力を「楽」と呼ばせない
定時退社のために分刻みで仕事を回し、後ろ髪を引かれる思いで保育園へ急ぐ。そんな必死な毎日を「楽」の一言で片付けられる屈辱は計り知れません。義母の無理解は、単なる世代間のギャップ以上に、働く女性が受けてきた「過小評価」の歴史を感じさせます。砂羽が抱いた怒りは、自分の人生を懸命に生きている証拠。彼女の忍耐が、この後の大きな転換点へのエネルギーとなっていく様子に胸が熱くなります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

