生理前の寒気の対処法は?メディカルドック監修医が考えられる原因・病気・何科へ受診すべきかなどを解説します。

監修医師:
関口 雅則(医師)
浜松医科大学医学部を卒業後、初期臨床研修を終了。その後、大学病院や市中病院で消化器内科医としてのキャリアを積み、現在に至る。内視鏡治療、炎症性腸疾患診療、消化管がんの化学療法を専門としている。消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、総合内科専門医。
生理前に寒気がある症状で考えられる病気と対処法
生理前に起こる寒気は、女性ホルモンのバランスが変化する黄体期に特徴的な症状です。排卵後にプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されることで基礎体温が0.3〜0.6度ほど上昇し、高温期に入ります。生理直前にホルモン分泌が減少して体温が下がる際に、この体温の変動により自律神経が乱れ、寒気を感じやすくなります。
生理前に寒気がある症状で考えられる原因と対処法
生理前の寒気は、黄体期のホルモン変動で自律神経が乱れ、血行が悪くなることで起こりやすくなります。
首や手首、足首を温めたり、温かい飲み物をとったりすると症状が和らぐことがあります。軽い運動やストレッチで血流を促すのも有効です。
毎月強い寒気が続く場合や日常生活に支障がある場合は、月経前症候群(PMS)や月経困難症を念頭に婦人科受診を検討しましょう。
生理前にひどい寒気がある症状で考えられる原因と対処法
ゾクゾクするほど強い寒気が続くときは、ホルモン変動に加え、PMSや月経困難症が関与している可能性があります。
入浴や足湯で全身をしっかり温め、重ね着で体温調節しやすくすることが大切です。睡眠不足やストレスは寒気を悪化させるため、生活習慣を整えることも重要です。
症状で仕事や家事がつらい場合は、低用量ピルなど薬物療法も選択肢となるため、婦人科で相談しましょう。
生理前に微熱と寒気がある症状で考えられる原因と対処法
排卵後の黄体期は基礎体温が上がるため、微熱と同時に寒気を感じることがあります。
重ね着でこまめに調整し、室温を整えながら安静に過ごすと楽になることが多いです。水分とバランスの良い食事を意識し、体力を落流さないようにしましょう。
ただし、37.5度以上の発熱や咳、のどの痛みを伴う場合は、単なる生理前の変化ではなく感染症も疑われるため、内科や婦人科受診を考えてください。
生理前に吐き気と寒気がある症状で考えられる原因と対処法
吐き気と寒気の組み合わせは、PMSや月経困難症で分泌されるプロスタグランジンが胃腸に影響している可能性があります。
脂っこいものや冷たい飲み物は避け、消化の良いものを少量ずつ摂ると負担を減らせます。吐き気が強いときは無理に食べず、水分を中心に補給しましょう。
妊娠の可能性がある場合や、嘔吐や激しい腹痛を伴う場合は自己判断せず、早めに婦人科で評価を受けることが重要です。
生理前に寒気と眠気がある症状で考えられる原因と対処法
寒気と強い眠気は、黄体ホルモンの影響で体温と自律神経のバランスが変化することで起こりやすくなります。
就寝前のスマートフォンやカフェインを控え、睡眠の質を高める工夫が有効です。日中に軽く体を動かすと血行が良くなり、夜の眠りも深くなります。
仕事や運転に支障が出るほどの眠気が続く場合は、PMSや睡眠障害など他の原因も考えられるため、婦人科や内科で相談しましょう。
生理前に寒気がするときは妊娠の可能性もある?
生理前の寒気と妊娠初期の寒気は非常に似ており、症状だけでは判断が困難です。妊娠すると黄体ホルモンの分泌が継続して高温期が続くため、相対的に周囲が寒く感じられます。
両者の違いは基礎体温の変化と生理の有無です。生理前は体温が下がり始めますが、妊娠している場合は高温期が2週間以上続き、熱っぽい状態が継続します。予定日を過ぎても生理がこない場合は妊娠の可能性が高くなるため、妊娠検査薬を使用するか婦人科を受診して確認しましょう。

