ホームセンターで揃う手頃な材料で作るレイズドベッドがYouTubeに投稿されました。挑戦してみたくなる内容に注目が集まり、動画は記事執筆時点で5万4000回以上再生されています。
投稿したのは、アナウンサーで樹木医補の「やまかな」さん。YouTubeチャンネル「yamakana farm やまかなふぁーむ」にてガーデニングや家庭菜園の情報を発信しており、以前にはダイソーで購入した鉢スタンドの活用術が話題になりました。
レイズドベッドは、庭に設置した囲いに土を入れて作る栽培スペースで、土を高く盛ることによる水はけのよさや、区切ることによる土作りのしやすさ、管理のしやすさなどのメリットがあります。しかし、専用のフレームセットはやや値が張り、やまかなさんによると小さいものでも7000円くらい、大きいものだと1万5000円前後すると話します。
そこで動画では、ホームセンターで販売されている「あぜ板」を使ってレイズドベッドの枠を作る方法を紹介。あぜ板は農地の仕切りなどで使われる農業資材で、やまかなさんは長方形のレイズドベッドを作るために、コーナンでサイズが120×30センチの1枚327円のあぜ板を4枚(合計1308円)購入しました。なお、必要な枚数はレイズドベッドのサイズによって変わるので、事前に決めておきましょう。
まずは曲げる必要があるあぜ板を加工します。加工方法はネットで調べた情報を参考に、ホームセンターで約1800円で購入したガスバーナーを使用。曲げる位置に油性ペンで印をつけておき、そこをガスバーナーで熱したら、熱した面を外側になるように手でグッと押して曲げていきます。必ず作業用手袋をして、熱した部分は触らないように注意しましょう。
ガスバーナーで熱するのは20~30秒ほどで、表面が毛羽立つような見た目になったら曲げるタイミングとのこと。やまかなさんは、あぜ板4枚のうち2枚を「コ」の字型に曲げています。曲げるときは、ある程度冷めるまで曲げておくと形が維持されやすいかもとしています。
次はあぜ板を設置したい場所で組み立てます。左右を30センチの位置で曲げた「コ」の字型2枚を立てたら、残りの2枚でその間を繋げます。あぜ板の端は差し込んで簡単に繋げられるようになっているので、その向きだけ気をつければあっという間に完成します。
続いて設置方法です。1度土の上に仮置きしたら、だいたいの枠の位置がわかるように土にスコップ等を使って印をつけます。そしたらあぜ板を外し、印をつけた箇所を掘って15~20センチの溝を作ります。
この作業が重要なポイントで、あぜ板は土の中に15~20センチ埋めることで安定感が出るのだそうです。
あぜ板を溝に差し込むようにしてレイズドベッドを再び置いたら、あとは掘り上げた土で溝を埋め戻します。仕上げとして足で土を締め固めたら、設置が完了です。動画では180×60センチの長方形タイプなので板を曲げていますが、丸や楕円といった形にする際はもっと楽に作れそうですね。
やまかなさんは、この「あぜ板レイズドベッド」を半年ほど使って感じたメリットとデメリットについても紹介しています。まずメリットは、安いことと、黒い見た目がシックでおしゃれなこと、加工しやすく組み立てが簡単なところ、さまざまな形に加工できること。熱で加工しやすいと聞くと、真夏の炎天下での使用について少し不安になりますが、去年の夏はあぜ板が溶けるといった不具合が発生することはなかったそうです。
一方でデメリットは、土を入れたときに板が外側に膨らみやすいことをあげています。あぜ板の厚みがあまりないため、枠としての安定感はやや欠けるとして、膨らみ防止の支柱をあぜ板の外側に何か所か設置する方法も紹介しています。もう1つは、レイズドベッドのフチに腰掛けにくいため、そこで作業するといったことが難しいことをあげています。
完成したレイズドベッドは、新しい培養土を入れて使うのももちろん大丈夫ですが、土が大量に必要になるため、この枠の中で古い土を再生することをおすすめしています。
土作りのやり方は、まず底に大きめの剪定枝を敷き詰めて、その上に大量の落ち葉を投入。次にこれらの有機物を分解してもらうための微生物資材「カルスNC-R」を軽く入れ、さらに分解をスムーズにする米ぬかを多めに入れて庭土を被せたら、有機物の間に土が入り込むようにスコップで軽く突き刺し、最後にたっぷり水をあげて完了です。
こちらの有機物を使った土作り、土壌改良の方法は過去の「レイズドベッドの作り方」動画で詳しく説明されているので、気になった人はこちらもチェックするといいでしょう。
動画には、「コスパは最高ですね」「わー!めっちゃいいですね!夢の再生場所が作れますね」「家庭菜園をしているのですが、レイズドベッドに憧れるものの木枠は高いし…と思っていたところでした」「田んぼの土止めがおしゃれなレイズドベッドになるなんて」と、さっそく真似してみたくなった人の声が寄せられた他、同様の方法であぜ板を活用しているユーザーからは「(60センチのあぜ板で)花壇を作りました」「(1枚だけで)10号ポットくらいのサイズで使ってます」といったアイデアも届いていました。
YouTubeチャンネル「yamakana farm やまかなふぁーむ」では、初心者におすすめの低木の紹介や、秋冬にやっておきたい植物のお手入れ方法なども紹介。Instagram(@yamakanafarm)でも情報発信中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「yamakana farm やまかなふぁーむ」

