移乗介助の注意点

まず安全性を優先し、周囲の環境整備や転倒・滑落事故への対策の徹底が重要です。車椅子やベッドのブレーキ、フットレストの調整を適切に行い、ずり落ち予防のために座位を深くとるようにします。無理な力で持ち上げたり利用者の衣服を引っ張る介助は怪我や痛みの原因となるので避け、必要に応じてスライディングボードや介助ベルトなどの福祉用具を活用します。高齢の方の場合は皮膚や関節への負担も考慮し、優しく声かけしながら、急な動作はせずゆっくり行うことが大切です。また、介助者自身も無理な姿勢をとらず、腰を痛めない工夫や場合によっては2人介助の選択で、より安定感の高い移乗が実現します。
まとめ

移乗介助は、ベッドや車椅子、トイレなど異なる場所への安定感の高い移動を支援する技術です。負担軽減のコツは、ボディメカニクスの原則に沿い、水平移動や前傾姿勢、重心の安定を意識することです。スライディングシートやボード、介助ベルト、リフトなど便利な福祉用具を活用すると、介助者と利用者双方の身体負担を減らせます。注意点は、無理な姿勢や急な動作を避け、安全性を重視し優しい声かけを徹底することです。
参考文献
『安全な動作介助法1 』(健康長寿ネット)
『安全な動作介助法2 』(健康長寿ネット)
『【介護が必要なご家族様向け】トイレ移乗の介助方法【左片麻痺編】』(石巻健育会病院)
『車いすから自動車への移乗方法|リハビリテーション通信』(江藤病院)
『日常生活』(国立精神・神経医療研究センター病院)
『オムツ交換におけるボディメカニクス基本 8原則の活用と腰痛の関係』(日本介護福祉士会)
『腰痛予防とボディメカニクス』(済生会浜風病院健康教室)
『持ち上げない移動介助法(スライディングシート使用の基本1) | 介護の知識 』(社会福祉法人 京都福祉サービス協会)
『スライディンググローブを活用した側方への移動支援 | 介護の知識 』( 社会福祉法人 京都福祉サービス協会)
『持ち上げない移動・移乗介助」 その2 1人介助でトランスファーボードを使う | 介護の知識 』(社会福祉法人 京都福祉サービス協会)
『用具を使って楽に移動介助を!』(日本看護福祉学会)

