1.安全な場所だと感じている
猫が飼い主の腕の中で眠ろうとする最大の理由は、そこを「安全な場所」だと感じているからです。猫は眠っている間に無防備になることを本能的に理解しているため、安心できると感じられない場所では深くは眠りません。
飼い主の腕の中は外敵の気配がなく、飼い主の匂いや鼓動、呼吸音といった情報から強い安心感を得られる空間です。特に子猫期に人と過ごす時間が長かった猫ほど、密着した状態を好む傾向があります。
腕枕で眠る行動は、「ここなら安心して身を任せられる」という信頼の証でもあります。
2.子猫時代の名残
猫が腕の中で眠る行動は、子猫時代に親猫に甘えていたときの名残です。子猫は、親猫の体温や鼓動を感じながら眠ることで安心感を得ます。その記憶が成猫になっても残っている場合、飼い主を親猫だと思って同じ行動をとることがあるのです。
特に、頭や顔を腕にうずめたり、前足で軽く触れながら眠る場合は甘えてくれているサイン。猫にとって、飼い主は単なる同居人ではなく「心を許した存在」になっていると考えられます。
普段から信頼関係がしっかり築けているからこその行動なのです。

