静かな空間と独自のサービスによる顧客体験

店舗は大きな本棚と落ち着いた照明を備えた、本と時間を楽しむための静かな空間となっている。目的は様々だが、立地の「人通りが少ない」という特徴を逆転の発想で利点に変え、喧騒を忘れて自分時間を持てる場として活用されている。
独自のサービスも充実しており、ポイントシステム「saruポイント」の導入や、ドリンクが毎日無料になる「サブスクドリンク」、2杯目にオリジナルの玄米珈琲やハンドドリップがお得に楽しめる「ワンモアコーヒー」など、来店者が楽しめる仕掛けを用意している。

コンポスト
サステナブルな取り組みにも注力しており、ステンレスストローの採用やコンポストによる生ゴミ処理、コーヒー豆の麻袋で作るアップサイクルコースター、

マイ容器
マイ容器の持参で割引になるサービスなどを実施。コーヒー豆はフェアトレードのものに厳選し、地元の食材を積極的に活用することで、気持ちよく過ごしてもらえるよう細部までこだわっている。
今後の展望と商店街の再生に向けた挑戦
今後、こんにゃく芋の名産地である鹿沼市粟野地区に2店舗目の開店を秋に向けて進めている。

2024年5月の開店以来、スタッフのおすすめ本を置いていた「銀コピ図書館」がこの度リニューアルし、新店舗では「だんざる文庫」という新たなサービスを展開する。これは、銀座コーヒーのマスコットキャラクター兼店長である「だんざる」を冠した本に関するサービスだ。
今後は利用者から本を寄贈してもらい、各々の思いがこもった本が集まる場所に変えていく。「読まなくなったけど手放すのはさみしい」「お気に入りの本だから大事にしてくれる人に渡したい」といった大切な一冊を、いつでも読める場所にすることを目指している。
本を寄付した人には、ポイントのプレゼントやオリジナルしおりのプレゼントを用意する予定だ。
来店者数1万人の達成は、かつての商店街に人の流れをつくり、カフェをきっかけに他の店舗を訪れるきっかけとなっている。今後は地域素材を使った新商品の開発やハンドドリップ講座の常設化、オンライン販売による地域外からの来訪促進など、地域とともに成長する取り組みをさらに広げていく。
さらに、鹿沼発無農薬コーヒーのブランド展開も見据えており、商店街に新しい流れを生み出す小さな拠点として成長を目指していく。

「銀座コーヒー」で、ゆったりとこだわりの一杯を味わってみては。
■銀座コーヒー
住所:栃木県鹿沼市銀座2-1869 板屋ビルヂング
公式Instagram:https://www.instagram.com/ginza_coffee_kanuma
(丸本チャ子)
