親友と距離を置いても、あのころは忘れない
今でも時々、静江と2人で朝まで飲み明かした日々を思い出します。 あの日々は、間違いなく本物でした。 静江が今、どんな気持ちで過ごしているのかはわかりません。 私に対する憎しみが消えていないのかもしれません。
でも、私は心に決めています。 いつか、もし 彼女が自分の足で立ち上がり、心から「幸せだ」と思える日が来て、それを私に報告してくれたなら、 その時は、私は彼女がしてくれなかったことをしてあげたい。
「本当におめでとう。良かったね、静江」と。
過去のわだかまりをすべて捨てて、心からの笑顔で祝福してあげたい。それが、かつての親友に対して私ができる、最後で最大の友情の形だと思うから。
私は私の幸せを大切にしながら、いつか彼女に穏やかな春が来ることを、遠くから願っています―――。
あとがき:いつかまた、違う形で
結末で語られる静江の変貌は衝撃的ですが、嫉妬が人をここまで変えてしまうという教訓でもあります。しかし、奈津子は彼女を憎むのではなく、「いつか祝福を返したい」と願うことで物語を閉じました。これは執着を手放し、精神的に自立した証です。いつか二人の道が再び交わることがあるならば、それはお互いが「自分の足で立ち、自分の人生を肯定できたとき」なのでしょう。切なくも希望ある幕引きです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

