
土日はお家でまったり漫画三昧。2025年上半期によく読まれたバズ漫画をプレイバック!
長時間残業を強いられるブラック企業に勤める八田。上司に退職の相談をしても、「もう少しだけ俺と頑張ってみてくれないか」と引き止められ、辞めることができないでいた。羽流木はないさん(@warugi871)が描いた漫画「お仕事をがんばる女性の話」は、八田が考えた斬新な退職方法がSNSで話題になった。
■会社を辞めるために幽霊を雇ったOL



5.3万の「いいね」がついた本作について、作者の羽流木はないさんにバズった理由を尋ねると、「私自身が最初の伏線が最後にひっくり返されるのが好きなので、そういう驚きがネットで軽く読むにはよかったのかもしれません」と話す。
この斬新なアイデアを思いついたきっかけについては、「仕事を辞めたかったとき、言い出すのが気まずくて思いつきました」と語る。物語の出だしにある伏線が見事に回収されるため、読者からは「見事にだまされた!」という声も多い。
「会社を退職するために、お化けを雇ったということですよね?」という問いには、「はい。雇いました!地縛霊はその場から動けないと聞いてるので、ある程度自由がある結構強い怨霊のイメージです」と答えた。
この漫画を読んだ人からは「この人に依頼したい」という声が続出した。「嫌な上司を引きずり込むという方法もありなんですか?」という問いには、「上司にもいろいろな事情があるかもと私個人は考えてしまうタイプですが、お化けとの契約についてはそもそも倫理観の外のことなので、選択肢としてはありだと思います!」と答えた。
最後に、読者へのメッセージとして「自分の幸せのためにどこまでほかのものを犠牲にできるか?という問いは、一見邪悪ですが、食事などを含めると我々にとって本当に身近でありふれた問いだと思うので、自分だったら『誰を』あるいは『何を』選ぶか、ぜひ自由に想像してもらえれば幸いです」と語った。
退職したいのにうまく辞められないという、多くの社会人が抱える悩みをユニークな方法で解決するこの漫画。斬新なアイデアに多くの共感が集まっている。
コミックスでは『百合の園にも蟲はいる』が発売されています。よければ、よろしくお願いします!
取材協力:羽流木はない(@warugi871)
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