ダニアレルギーは、普段の生活の中で一番身近な場所に潜んでいるダニから引き起こされるアレルギーです。
ダニが潜んでいる場所は家の中では畳が一番多く、そのほかにはカーペット・ソファ・カーテンなど、どれも日常生活で使っているものからアレルギー反応を起こします。
では、ダニアレルギーになるとどのような症状が起こるのでしょうか?
今回は、ダニアレルギーの検査・治療方法などをくわしく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ダニアレルギー」の症状・対策・原因となる食べ物はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
ダニアレルギーの検査と治療

どのような検査でダニアレルギーと診断されるのでしょうか?
ダニアレルギーの診断が下されるまでに行われる検査は、アレルギーの症状・種類・患者の年齢によって異なってきます。ダニアレルギーの主な原因を挙げてみます。幼少期:アトピー性皮膚炎・食物アレルギー
青年期:気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎
などが、主な症状になります。これらの症状を元に、いくつかの検査が行われます。
血液検査:血中に含まれるIgE抗体(アレルゲンを攻撃するタンパク質)の数値を調べる検査
パッチテスト・プリックテスト:疑いのあるアレルゲンを皮膚の一部・皮内に注入し、アレルギー反応が出るかどうかの検査
発試験:鼻・気管支・目・口に疑いのあるアレルゲンを投入し、アレルギー反応の有無を検査
症状に合わせた検査:生理機能検査(画像検査・血液検査・呼吸機能検査)などで現れている症状に合わせて原因や重症度を検査
などがあります。
治療方法を教えてください。
さまざまな症状に合わせて検査を行い、結果に伴い治療を進めていきます。治療には主に以下の2つの治療法を用います。薬物療法:現在の症状を抑制する目的
アレルゲン免疫療法:アレルギーの原因となるアレルゲンを体内に少量ずつ投入し、身体を慣れさせる目的
いずれもダニアレルギーの症状を治すのではなく、今以上に酷くならないようにするための治療法になります。
治療で使われる薬について教えてください。
ダニアレルギーの治療で症状に合わせて使われる薬には、主に以下の2点があります。ステロイド薬:(免疫の働きを落ち着かせる)
抗アレルギー薬:(アレルギー反応を抑制する)
アレルギーの治療は、既に起きている症状に合わせてアレルギー反応の抑制と予防、そして発症したアレルギーを鎮めるというのが、基本の治療法です。
編集部まとめ

今回の記事では、ダニアレルギーについてその症状から原因を突き止め、その原因によって適した治療がわかるので、治療の流れがスムーズになります。
患者さんによって肌の質も違いますので、乾燥肌や敏感肌の場合は特にダニによるアレルギー症状が酷くなる可能性もあるでしょう。
また、ダニアレルギーはアレルギー性鼻炎になることが多いので、風邪の症状と似ていますが、あまり長引くようならすぐに受診することをおすすめします。
日常生活では、小まめに掃除をしてお部屋の換気もするように心掛けましょう。
参考文献
アレルギーについて(国立成育医療研究センター)

