どのような症状が出たら「急性呼吸器感染症」が疑われる?【医師監修】

どのような症状が出たら「急性呼吸器感染症」が疑われる?【医師監修】

家庭でできる急性呼吸器感染症のケアと感染予防

家庭でできる急性呼吸器感染症のケアと感染予防

家族に感染させないための対策を教えてください

急性呼吸器感染症は、咳やくしゃみによる飛沫や、手を介した接触で広がります。家族への感染を防ぐためには、こまめな手洗いを行い、咳やくしゃみが出る場合はマスクを着用します。使用したティッシュはすぐに捨て、触れた場所は定期的に拭き取ります。室内では窓を開けて空気を入れ替え、同じ空間にいる時間を短くするようにしましょう。体調不良の方が使う食器やタオルは分け、共有を避けることで家庭内での広がりを抑えられます。

喉の痛みや咳を楽にするケア方法はありますか?

喉の痛みや咳があるときは、喉の乾燥を防ぐことが症状の緩和につながります。室内の湿度を保ち、温かい飲み物で喉を潤します。うがいを行うことで、喉の違和感が軽くなることもあります。咳が出やすいときは、横になる姿勢を工夫し、上半身を少し起こすことで呼吸が楽になる場合があります。

急性呼吸器感染症に有効な予防接種はありますか?

急性呼吸器感染症のすべてを防ぐ予防接種はありませんが、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症のワクチンは、重症化を防ぐ目的で用いられます。これらの感染症は流行期に広がりやすく、予防接種を受けることで発症後の症状が軽くなることが期待されます。高齢の方や基礎疾患のある患者さんでは、重い経過をたどることがあるため、医師と相談しながら接種を検討することが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

急性呼吸器感染症は、かぜやインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症など、日常生活のなかで身近にみられる呼吸器の感染症を含む総称です。喉の痛みや咳、鼻水、発熱といった症状が中心で、仕事や学校、家庭生活に影響が出ることもあります。多くの方では、十分な休養と水分補給を意識しながら過ごすことで、数日から1週間ほどで回復へ向かいますが、症状の現れ方や経過には個人差があります。

一方で、発熱や咳が長く続く場合や、息苦しさ、強いだるさを感じる場合には、医療機関での確認が欠かせません。家庭では、手洗いや換気、マスクの着用といった基本的な対策を続けることで、家族や周囲の方への感染拡大を抑えられます。ご自身やご家族の身体の変化を観察し、無理を重ねず、状況に応じて相談する姿勢が、回復までの過程を支えるうえで重要です。

参考文献

『急性呼吸器感染症』(東京都感染情報センター)

『急性呼吸器感染症(ARI)』(国立健康危機管理研究機構)

『令和7年度 今冬の急性呼吸器感染症(ARI)総合対策』(厚生労働省)
配信元: Medical DOC

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