パート主婦のユリは、潔癖症の夫・ケンと中学生の息子・レン、そして厄介な義母と同居しています。ある朝ユリは、マヨネーズを直に舐める義母の姿を目撃。
ケンの指示でユリが調味料を処分すると、義母は昔から舐めていたことを暴露。さらに、私はキレイだからと、すすぎ中の洗濯機に汚れた下着を放り込みます。
その日から食事と洗濯を別にする生活がスタート。すると義母は、暗闇でカップ麺をすすって見せたり、ご近所さんに「嫁にいじめられている」と吹聴したりと大暴走。しかし家族は、義母を相手にしません。
孤立した義母は、自分の味方に義姉・ミサキを召喚。しかし、ケンにお金目当てで義母の機嫌を取っていたことを見抜かれた義姉は、保身のために「今後一切、母さんの味方はしない」とあっさり義母を裏切ります。その現実を受け入れられない義母に、ケンは「もう母さんを助ける人間はいない」と引導を渡しました。
これで一件落着かと思われた翌朝。義母の部屋から、ボソボソと話し声が聞こえてきます。すると突然、ユリのスマホに義姉から怒号の電話がかかってきて……?
非常識義母の次なるターゲットは…
「ちょっとユリさん!! どうなってんのよ!! お母さん何とかしてよ!!」
私が電話に出ると、お義姉さんは怒り狂っていました。なんとお義母さんは、連絡が取れなくなったことに腹を立て、お義姉さんの職場にまで電話をかけていたのです。













「『娘が私を見捨てた』『死にそうだ』って……上司に呼び出されて『家庭の事情は解決しておけ』って……私の信用、終わったわよ!!」
義姉から事情を聞いて慌てたユリさんは、義母を問い詰めます。すると、義母は悪びれる様子もなく不気味な笑みを浮かべ……。
「ミサキと連絡がつかないから職場にかけただけよ。母親が娘に電話して何が悪いのよ!!」
さらに義母は、「着信拒否されている」という事実を「アンタたちが嘘を吹き込んだからだ」と言い、「私はミサキをアンタたちの洗脳から解いてあげなきゃいけないの!!」と逆ギレして部屋に閉じこもってしまいます。
その夜、ユリさんから事態を聞いたケンさんが義姉に電話をかけますが、義姉の怒りは収まりません。
「もういいわ。私が明日、直接話をつけるわ!!」
職場での立場を危うくされた義姉が、鬼の形相で乗り込んでくる――。そんな最悪の事態を予感し、ユリさんたちは戦慄するのでした。
◇ ◇ ◇
拒絶された事実を「洗脳されたからだ」と都合よく解釈し、職場への電話という超えてはいけない一線を軽々と超えてくる義母の行動力には恐怖すら感じます。家庭内のトラブルが、仕事や社会的信用にまで飛び火してしまうと、もはや「家族の問題だから」では済まされません。
話が通じない相手が、自分の生活基盤や社会的信用を脅かす行動に出たとき、私たちはどう身を守るべきなのでしょうか。相手が常識の範囲外にいる場合、話し合いでの解決を期待するのではなく、物理的な距離を取るなど、自分たちの人生を守るための防衛策を最優先に考えたいですね。
次の話を読む →著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ 著者:原作者 福子

