同時開催の「うるわしき摺物―縁をつむぐ浮世絵」も充実!
葛飾北斎《露草に鶏》 団扇絵判錦絵 天保3年(1832年)頃 RISD美術館蔵 Courtesy of the Museum of Art, Rhode Island School of Design, Providence Gift of Mrs. John D. Rockefeller, Jr.
同時開催の「うるわしき摺物―縁をつむぐ浮世絵」も見逃せません。摺物とは、江戸時代に特別注文で制作された、贅を尽くした非売品の版画を指します。RISD美術館には千葉市美術館所蔵の「摺物帖」と、もとは一対であった摺物群が所蔵されており、両館は長年にわたり学術交流を重ねてきた縁がありました。
今回、千葉市美術館の「摺物帖」をRISD美術館に貸し出し、現地ではこの交流に光を当てた展覧会 “Deep Cuts: Stories from Two Surimono Albums” が開催される予定です。千葉市美術館でもこれにあわせ、自館コレクションから摺物を多数紹介し、関連特集として展観します。精緻な彫りや摺りの技、そこに込められた江戸の美意識を味わうことができるでしょう。
RISD美術館が所蔵する約700点の花鳥版画から、厳選された163点を紹介する『ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に』。花や鳥の種類、絵師の個性、作品のかたちなど、どれもが豊かな多様性に満ちています。
葛飾北斎《「鷽 垂桜」》 中判錦絵 天保5年(1834年)頃 RISD美術館蔵 Courtesy of the Museum of Art, Rhode Island School of Design, Providence Gift of Mrs. John D. Rockefeller, Jr.
慈善家としても知られるアビー・オルドリッチ・ロックフェラーは、花鳥版画を通して日本の美に深く魅了され、その作品に囲まれた暮らしを楽しみました。彼女のまなざしをとおして、異国で育まれた日本美術への憧れと、江戸の時代に花鳥画が生まれ愛された空気の両方を感じ取ることができるでしょう。
ぜひこの機会に、麗しく、また親しみ深い花鳥版画の世界へと、ゆっくりと身を委ねてみてください。
展覧会情報
◆『開館30周年記念 ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン所蔵 ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に』 千葉市美術館
開催期間:2026年1月17日(土)〜3月1日(日)
所在地:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
アクセス:JR線千葉駅東口から徒歩約15分。京成バス(バスのりば7)から大学病院行または南矢作行にて中央3丁目または大和橋下車徒歩約3分。
千葉都市モノレール葭川(よしかわ)公園駅より徒歩5分
開館時間:10:00~18:00
※金・土曜日は20:00まで
※入場受付は閉館の30分前まで
休室日:月曜日(2月23日をのぞく)、2月24日
観覧料:一般1800円、大学生1200円、小・中学生・高校生無料
※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧可
※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料2割引
美術館HP:『開館30周年記念 ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン所蔵 ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に』
