限界を迎えた砂羽の涙を見て、夫・康太がついに動きます。義母へ電話をかけ、砂羽が対等なパートナーであること、彼女を傷つけるなら絶縁も辞さないことを冷徹に宣告。家族の形を否定する母を、彼は毅然と突き放します。
夫に今までの経緯を報告
もう限界でした。 その夜、帰宅した康太に、これまで言われてきたこと、そして今日言われたことをすべて打ち明けました。
「お義母さんは私がどれだけ働いても、頑張りを認めようとしない。それどころか、私はワガママで働いていて、育休中はタダでお金を得てゴロゴロしているだけだと思ってるみたいなの…」
私の涙を見て、康太の顔色が変わりました。 彼は穏やかな性格ですが、筋が通らないことは許さない強さも持っています。
「……そんなことまで言われてたの?砂羽がどれだけ頑張ってきたか、俺が一番近くで見てきたのに…」
夫が義母に直接物申す
康太は迷わずスマホを手に取り、その場で義母に電話をかけました。スピーカーにされた電話から、義母の弾んだ声が聞こえます。
「あら、康太? どうしたの?」
「砂羽から全部聞いたよ。母さん、全部間違ってるよ。砂羽に言ったことを訂正してほしい」
康太の声は低く、冷徹でした。義母は戸惑いながらも反論します。
「間違ってる? 私は砂羽さんのためを思って、妻としての心構えをお話しただけなんだけど……」
「心構えなんて必要ないよ。砂羽は俺を陰で支える妻ではなくて、一緒に頑張るパートナーだから。砂羽が今休んでいるのは子育てのためだし、会社も砂羽に期待して、休んだあとは戻ってきてほしいと思ってる。砂羽は会社や俺に寄りかかっているどころか、いろいろな場所で力を発揮して周りを支えているんだ。母さんは何もわかっていないよ」

