
©梁瀬玉実
アニメ専門チャンネル「アニマックス」を運営するアニマックスブロードキャスト・ジャパンとNTTドコモが共催する、『Lemino presents アニマックス朗読劇「富江」』が、1月12日(月・祝)にヒューリックホール東京で初日を迎えた。
伊藤潤二さんによる『富江』を朗読劇として上演

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日本が世界へ誇るホラー漫画家・伊藤潤二さんの、デビュー作にして代表作である『富江』。今回は、『伊藤潤二傑作集1 富江<上>』より「画家」、『伊藤潤二傑作集2 富江<下>』より「通り魔」「トップモデル」「老醜」が朗読劇として上演される。
中村保子には幼い頃、母と妹のアヤカと一緒に見た忘れられない絵画がある。それはかつて新進気鋭の画家で非業の死を遂げた森光夫による「富江」という女性を描いた絵画。森光夫は「富江」の魅力に取り憑かれた男の一人だった――。
やがて保子の妹・アヤカは近所で評判の美少女になる。なぜかアヤカは保子も含め家族の誰にも似ていない。そして、保子はアヤカが絵画の中の美女「富江」にそっくりなことに気づいてしまう。そんなある日、同じ町にアヤカと同じく「富江」と瓜二つの美少女たちがいると噂に。やがて美少女たちは邂逅し、「本物は一人でいい」と自分の虜になった少年たちを利用して殺し合いを始めるのだった。
そんな時、保子に近づくある男の姿が。それはかつてトップモデルだった小泉リョウという男で、彼もまた富江に翻弄された男の一人。リョウは保子に“とある協力”を依頼するのだった…、というストーリーだ。
観客の心に強烈な余韻を残す熱演を見せた初日

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公演初日の1月12日(月・祝)には、富江/中村アヤカ役の佐倉薫さん、

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中村保子役の井澤詩織さん、

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森光夫/雪夫役の中澤まさともさん、

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小泉リョウ/岩田忠夫役の高塚智人さん、

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語り部の村上ロックさんが登場。それぞれの表情としぐさ、そして何より迫力のある声の芝居に引き込まれ、観客はあっという間に『富江』という作品の世界へ没入していった。
語り部によるシリアスなナレーションも相まって、濃密さを増した愛憎劇。出演者はそれぞれが役と深く向き合い、舞台上に漂う緊張感を保ちながら、観客の心に強烈な余韻を残す熱演を見せた。
