「コーヒーと血圧」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「コーヒーと血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
コーヒーを飲むと血圧にどのような影響を与えますか?
伊藤 陽子(医師)
コーヒーに多く含まれるカフェインは一時的に血圧を上昇させる働きがあるため、食後低血圧の予防効果が期待できます。また、コーヒーに含まれるポリフェノールのクロロゲン酸は降圧効果があるといわれています。コーヒーを1日1~3杯飲む人で高血圧になるリスクが低下するとの報告もあるため、適量で飲むことがおすすめです。
カフェイン依存の人は血圧が高くなりやすいのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
エナジードリンクなどカフェインが多く含まれるものを多飲することでカフェインの過剰摂取を起こす事があります。このような場合には、中枢神経系が過剰に刺激されて心拍数の増加、興奮、不眠など起こり、長期的な摂取では、高血圧のリスクが高くなる可能性もあるため注意が必要です。
高血圧が指摘されたら、毎日の煙草やコーヒーは控えるべきでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
コーヒーは一時的に血圧を上昇させる作用がありますが、適量の摂取であれば血圧に影響はないといわれています。ただし、血圧が160/100mmHg以上の場合では1日2杯以上のコーヒー摂取は心血管疾患による死亡率が高まるという報告があります。高血圧を指摘されたら、まずは医療機関を受診し、医師に相談しましょう。
喫煙は血圧を上昇させる作用があります。また、習慣的に喫煙は動脈硬化や脳・心血管疾患などの発症リスクになります。高血圧を指摘されたら禁煙することがおすすめです。
まとめ コーヒーと血圧は関係する可能性があり、適量での摂取を!
コーヒーにはカフェインやポリフェノールが多く含まれています。コーヒー摂取による、身体への影響や効果について、まだ解明されていないことが多くあります。個人差はありますが、適量の摂取であれば血圧への影響は少なく、心臓疾患や脳疾患のリスク低減につながる可能性があるといわれています。過剰摂取にならないよう、適量の摂取をおすすめします。

