
世界を舞台に活躍したデザイナー・森英恵さんの大回顧展「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」が、東京・六本木の国立新美術館で展覧会の前売券は2月2日(月)12:00~4月14日(火)23:59まで開催。
生誕100年を迎えた1月8日(木)、回顧展の公式ウェブサイトが公開。2月2日(月)12:00には前売券も発売される。
世界を魅了したファッションデザイナー・森英恵さん

森英恵さんは世界を舞台に活躍し、日本のファッション史に大きな足跡を残したデザイナーだ。「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」は、没後初の大規模回顧展となる。生誕100年という節目を迎え、その歩みを振り返ると、森英恵さんが日本のファッション史のみならず、世界の舞台で確かな軌跡を刻んできた存在であることが明らかになる。1950年代に映画衣装の制作からキャリアをスタートさせ、1965年にニューヨーク・コレクションへ進出。1977年にはアジア人として初めてパリ・オートクチュール正会員となり、日本人デザイナーとして世界的な評価を確立した。日本の布地や伝統的な美意識を現代的に昇華させたその作品は、時代や国境を越えて多くの人々を魅了し続けている。
森英恵の「ヴァイタル・タイプ」という生き方

生誕100年を迎えた今なお時代を超えて受け継がれ、現代においても影響を与え続けている森英恵さんの生き方と思想。そのひとつが展覧会のタイトルにもなっている「ヴァイタル・タイプ」だ。「ヴァイタル・タイプ」とは、森英恵さんが1961年に雑誌「装苑」で提唱した人物像である。「生命力に溢れ、敏捷(びんしょう)げに目を光らせた女性」、森英恵さんが理想としたその姿は、そのまま彼女自身の生き方となっていく。

家庭と両立しながら社会で活躍し、創作に打ち込むその姿はデザイナーという枠を、そして時代を超えて、今を生きる私たちにも力強いメッセージを投げかけてくれる。女性の社会的な立場がなお問われる現代において、その姿は困難を乗り越えるための指針となり、性別を超えて自分らしく生きるためのヒントともなり得るだろう。
