その発疹やかゆみ、「ジベルバラ色粃糠疹」が原因かも? 初期症状と進行パターンを医師が解説

その発疹やかゆみ、「ジベルバラ色粃糠疹」が原因かも? 初期症状と進行パターンを医師が解説

ジベルバラ色粃糠疹の前兆や初期症状について

ジベルバラ色粃糠疹の典型的な症状として、体の一箇所に比較的大きな楕円形の発疹(ヘラルドパッチ)があらわれます。ヘラルドパッチは主に胸や背中にあらわれ、薄いピンク色で皮膚の表面がかさぶたのような状態(鱗屑:りんせつ)になります。

その後、最初の発疹よりも小さな発疹が体幹を中心に多数あらわれます。発疹は胸や背中に「クリスマスツリー」のような形で広がり、皮膚の張りの方向に沿って並ぶのが特徴です。発疹は薄いピンク色から始まり、次第にバラ色、そして茶色へと変化していきます。

発疹にともなうかゆみの程度には個人差があり、重度のかゆみを感じる人もいれば、ほとんど気にならない人もいます。また、発疹が出る前に、だるさ、頭痛、のどの痛み、関節の痛み、胃腸の不調、発熱などの症状を感じることもあります。

全体の約2割の患者では、通常とは異なる「非典型的」な症状があらわれます。たとえば、体幹ではなく腋の下や顔面などに発疹があらわれるケースや出血をともなうケース、発疹が紫色を帯びるケースがあります。また、水疱が生じるタイプ、蕁麻疹のような症状が出るタイプ、体全体に小さな発疹が広がるタイプ、口の中に症状があらわれるタイプなどもあります。

ジベルバラ色粃糠疹の検査・診断

ジベルバラ色粃糠疹は症状が特徴的なため、多くの場合、問診と診察だけで診断できます。

具体的には問診にて、症状が出始めた時期や経過、発疹が出る前の症状、普段の生活習慣、使っている薬、これまでの病気や治療歴などを確認します。また、発疹の大きさや色、形、広がり方を観察し、患者の年齢なども考えて総合的に判断します。

ただし、典型的でない症状の場合や他の病気との区別が必要な場合には、追加の検査が必要です。たとえば血液検査や皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる皮膚生検を行う場合があります。

鑑別が必要な病気としては、体部白癬(水虫の一種)、脂漏性皮膚炎、滴状乾癬、扁平苔癬、多形紅斑、薬疹などがあります。それぞれ治療方法が異なるため、正確な診断が必要です。

配信元: Medical DOC

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