顎骨腫瘍の前兆や初期症状について
顎骨腫瘍の主な症状は、顎骨の腫れや痛みです。
腫瘍が大きくなると顎骨がふくらみ、歯並びの変化、顔面や歯の根っこの部分の腫れ、顎骨の組織が薄くなることによる羊皮紙様感(病変部を触ると骨が柔らかく、凹むような感覚)、下唇や顎先の感覚の麻痺などがみられる場合もあります。
腫瘍が上顎洞まで広がっている場合は、鼻が詰まったり、頭が重く感じられたりするケースもあります。
良性腫瘍では、自覚症状の乏しいケースが少なくありません。
レントゲン撮影で偶然発見されたり、気づいたときには大きくなっていたりするケースもあります。
骨肉腫のような悪性腫瘍では、病変が急速に増大し、急激に痛みの症状が悪化するケースもあります。
顎骨腫瘍の検査・診断
顎骨腫瘍の診断では、触診、画像検査(レントゲン検査、CT検査、MRI検査、PET検査など)や病理検査、血液検査などがおこなわれます。
触診では、病変のある部分や腫瘍に近接している歯に触れて顎骨腫瘍の状態を確認することがあります。
画像検査は、顎骨腫瘍の大きさや広がりを把握する目的で選択されます。
顎骨腫瘍が悪性と疑わしかったり、のう胞病変との鑑別がつかなかったりした場合は、造影CT検査や造影MRI検査で評価することがあります。
また、他の臓器に悪性腫瘍の転移がないか確認するためにPET検査がおこなわれるケースもあります。
顎骨腫瘍が良性か悪性かは、病変の組織を採取し、顕微鏡により観察をおこなうことで確定診断となります。
悪性の顎骨腫瘍の場合や、他のがんの転移により顎骨腫瘍を発症した場合は、血液検査をおこなうことがあります。腫瘍マーカーや白血球数などの値に異常がないか確認します。

